近年は恋愛の形が多様化し、年齢差に抵抗を感じない人が増えています。
自分より10歳前後年下の女性との交際を希望する男性もいますし、「10歳以上年上の男性でもOK!」という女性も少なくありません。
しかし年下女性との交際や結婚を希望する男性は多いものの、実際に付き合うと、年齢差によって失敗してしまうケースもゼロではありません。
今回はクラブ・マリッジ婚活プロデューサーの笹岡さんに、年下女性との交際や結婚を成功させるコツについてお聞きしました。
年上男性と年下女性が付き合うメリット・デメリットは?
最近は年の差カップルも増えている印象を受けますが、そもそも年上男性と付き合うことは女性にとってどんなメリットがあるのでしょうか?
年上男性との交際を希望する女性に年上男性の魅力を聞くと、
・経済力がある
・いざというときに決断力がある
・甘えられる
・一緒にいて楽
・経験豊富なのでいろいろなことを相談できる
などの意見が上がります。また、年齢を重ねているぶん女性を喜ばせるコツを知っているでしょうから、デート中の会話が面白かったり、楽しい場所に連れて行ってくれたりすることも多いですよね。
これは既婚男性がモテる理由でもあります(笑)。
そして結婚を意識して交際している場合は、やはり20代男性よりも40代以降の男性の方が結婚までのスピードも速いのではないでしょうか。
できるだけ早く結婚したいと考えている女性にとっては、これもメリットの一つですよね。
年上男性と付き合うメリットはたくさんありますね!逆に、年上男性と付き合うデメリットはあるのでしょうか?
「上司と部下」のような雰囲気になってしまうことはあるかもしれません。
あとは若い男性よりもプライドが高かったり、ジェネレーションギャップによって会話が噛み合わないと感じたりすることもあるでしょう。
また、「結婚をゆっくり考えたい」という女性にとっては、結婚までのスピード感が合わないと感じる可能性もあります。
それでは、そんなデメリットを払拭して年下女性と交際を成功させるためのコツを具体的に教えてください!
ファッション誌にまどわされない、「無難」な服装を
まず、第一印象を大きく左右する「服装」は重要です。
年齢に限らず“清潔感”を意識するのが大前提ですが、加えて“無難であること”も大切なんです。注意していただきたいのが、年下女性に合わせようと、若者向けのファッション誌を参考にしないことです。
ファッション誌に掲載されているスタイリングは派手で奇抜なものもありますから、下手をすると「痛々しい若作りおじさん」になってしまう可能性があります。
しかし“無難”なファッションを心がけると、おじさんっぽくなってしまう気がするのですが…。
おじさんっぽくならないためにも、若者に人気のセンスの良いセレクトショップで洋服を購入すると良いでしょう。
しかし流行り物や奇抜な物は選ばず、あくまでも選ぶアイテムはシンプルなシャツとデニムといった、無難な物を選ぶのがおすすめです。
ブランドにはこだわりつつも、デザインは無難ということです。自分で選ぶのが難しい場合は、女性店員さんにアドバイスしてもらいましょう。
初回のデートでドライブはNG
40代以降の男性は女性をドライブに連れて行きたがるのですが、それは年下女性に対してはおすすめしません。
ドライブデートは楽しそうですが、なぜNGなんですか?
女性からすると、いきなりドライブデートはハードルが高いんです。密室(車内)に2人きりになる時間が長いですし、最低でも半日は一緒にいるわけですから。
アクシデントが起こる可能性もありますし、渋滞に巻き込まれて気まずい雰囲気になってしまうリスクもあります。
安易にドライブに誘わず、まずは食事くらいにしておいた方が、年下女性はスムーズにデートに応じてくれると思います。
お店を決める際には女性に選択肢を与える
年上男性はいろいろなお店を知っていると思いますので、その中から自分のお気に入りをセレクトして連れて行ってあげようと思う人も多いでしょう。
お気に入りのお店に連れて行ってもらえるなら、女性も喜ぶのではないでしょうか?
自分より年下の若い女性が、必ずしもそのお店を気に入るとは限りません。
デートのお店を決める際には、まず女性に「カジュアルなビストロ、本格的な中華、落ち着いた和食、どれがいい?」というように選択肢を提示してあげましょう。
そうしてカテゴリを絞ったら、さらに会話の中でその女性が好みそうなお店を探ってあげつつ、軽く相談のような雰囲気で好みそうなお店を選んであげましょう。
「このお店のこれが美味しいから食べに行こう!」と、決めつけてはダメということですね!
また、初めてのデートでは、並ばない(予約する)、回らない(回転ずしNG)、疲れさせない、提案は複数、は基本の「キ」ですので覚えておきましょう。
メールやLINEは「ギャップ」と「テンポ」を意識
年上男性の送るメッセージは仕事の業務連絡のようになりがちなので、できれば遊び心のある LINEスタンプや絵文字で“ギャップ”をアピールできるとベターですね。
最近はLINEでやり取りする人が圧倒的に多いと思いますが、LINEはメールと違って、会話のテンポも大事にしましょう。
会話のテンポとはどういうことですか?
例えば女性から「次はいつ会いますか?」とメッセージが来たときに、男性は具体的に会える日程が確定してから(回答が用意できてから)返事をする傾向にあります。
しかしLINEでコミュニケーションをとる場合は、女性からメッセージが来た時点で「確認するからちょっと待ってね」という、途中経過のメッセージを送信することが必要なのです。
確かに、若い女性はLINEの返事が遅いと、ネガティブな気持ちになってしまいます。
メール主流世代の男性は注意したいですね!
会話は「7割は聞く」ことを意識する
年下の女性は話を聞いてもらうことを求める傾向があるので、会話するとき「7割は相手の話を聞く、3割は自分が話す」くらいの感覚で、基本的には聞き役にまわりましょう。
ありがちな失敗例が、自分の方が経験が豊富だからといってつい自分の話ばかりして、相手を退屈させてしまうことです。
なるほど。これまでの話にだいたい共通するのは「相手のペースに合わせあげること」ですね。
そうですね。もし相手の女性と結婚まで意識しているのなら、結婚までのプロセスも女性のペースに合わせてあげると上手くいくと思います。
自分の年齢を理由に、焦りすぎないようにしましょう。
ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。