婚活のプロに聞く「相性の良い」カップルのルールとは?

年齢を重ねるにつれて、「婚活してもなかなか相性の良い人と巡り合えない…」と悩む人は増えてくるのではないでしょうか?出会ってからとんとん拍子で結婚に進むような“相性の良いカップル”とは、どんな条件を満たしているのでしょうか?クラブ・マリッジ婚活プロデューサーの笹岡さんにお聞きしました。

マリブロ編集部
年齢を重ねるほど自分と相性の良い人が見つからなくなる気がするのですが、どうしたらいいのでしょうか?そもそも相性の良いカップルって、どんな人たちなのでしょう。
笹岡
婚活には「マッチングセオリー」というものが存在します。マッチングセオリーとは、“こんな条件の人とこんな条件の人であれば成婚しやすい“というルールのようなものです。今回はそれに基づいて、相性の良いカップルの特徴についてお話します。
目次

相性の良い年齢差は「5歳差」って本当?

笹岡
まず年齢ですが、最近は「歳の差婚」なども普通になっていますが、実は一番マッチングしやすいのは「男女の年齢差が5歳差」というデータがあります。
マリブロ編集部
男性が女性よりも5歳年上ということですか?
笹岡
そうです。ここからずれていても結婚できないわけではありませんが、なかなか結婚に至らず苦労する可能性があります。例えば男性が、自分よりも10歳以上年下の女性を希望するケースなどですね。年収の高い男性であれば年齢が離れていても、女性がお見合いを承諾してくれる可能性は高いのですが、実際に会うと女性から「会話や外見などから年齢差を感じました」という理由でお断りされてしまうことは少なくありません。
マリブロ編集部
せっかくお見合いしたのに、断られてしまうのは落ち込みますね。
笹岡
結婚して子どもを育てることをイメージすると、女性は「40歳の男性と結婚したら、子どもが20歳になる頃には夫が60代…」と考えて躊躇してしまうこともあるようです。
マリブロ編集部
女性はなかなか現実的ですからね。年齢は5歳差ぐらいがベストということを覚えておきます!

年収差・学歴差は相性に影響する?

笹岡
実は学歴や年収も、近い人同士の方がマッチングしやすいというデータがあります。以前に、非常に高学歴・高収入の女性会員様がいらっしゃいました。彼女はお相手の学歴や年収は一切気にしなかったたのですが、実際にお見合いしてみると「自分と同じくらいの学歴・収入の男性の方が会話をしていてリーリングが合い楽しかったです」とおっしゃっていました。あくまで一例ですが、同じぐらいの学歴・年収だと、同じような環境で生きている可能性が高いので、感覚が似てくるのかもしれませんね。

同じ趣味を持っていると結婚しやすい?

マリブロ編集部
最近は趣味を通じた「趣味婚」なども増えていますよね。やはり共通の趣味の有無は、相性の良し悪しに関わるのでしょうか?
笹岡
人が人を好きになるのにはいくつか理由があるといわれていますが、趣味などの共通項のある相手を好きになるケースは確かに多く、心理学では「類似性の法則」と言われています。趣味や出身地が一緒で親近感が湧いたりするケースですね。

その他には「単純接触」です。単純接触というのは、例えば学校や職場で何度も接触しているうちに、最初は異性として意識していなかった人をいつのまにか好きになっているようなイメージです。
趣味は「類似性の法則」にあてはまりますので、結婚に至るまでのプロセスにおいて“きっかけ”になることは確かです。ただしあくまでもきっかけにすぎず、結婚するかどうかを判断する際にはそこまで重要ではないかと。

マリブロ編集部
では、相手の趣味にはこだわらなくても良いのでしょうか。
笹岡
共通の趣味があれば、婚活においてお見合いまで発展しやすいのは事実です。しかし結婚を判断する段階ではそこまで重要ではないので、最初から「趣味が合わないからこの人はNG」と決めつける必要はないと思います。

世の中には「相性の良い職業」がある?

笹岡
世の中には、マッチングしやすい職業というのもあります。例えば、医師同士は結婚に至りやすいんです。特に本人だけでなく両親も医師である場合は、医師同士の結婚率が高くなります。
マリブロ編集部
それはなぜでしょうか?
笹岡
両親も医師の場合は、家族や親族がみんな医師という、つまり医師家系パターンが多いんです。そうなると、結婚相手も医療関係の仕事をしている人が望ましいと考えることが多いようですね。

育ってきた環境も相性に関係する?

笹岡
母親が専業主婦の家庭で育った男性と、一流大学を卒業し仕事もバリバリこなす女性は、もしかしたら結婚観のずれが生じるかもしれません。
マリブロ編集部
何が問題なのでしょうか?
笹岡
問題と言うほどではないのですが、一生懸命受験勉強をして一流大学に入った女性は、いわゆる努力家タイプで、キャリアウーマン志向が強いと思うんです。自分の母親が専業主婦だった男性は「自分の奥さんにも家庭に入ってほしい」と望むことが多いので、そうなると折り合いがつかなくなりますよね。
マリブロ編集部
「男が家族を養う、女が家庭に入る」というスタイルにこだわる人も、たまにいますからね。
笹岡
しかし世の中には、そういうことを全く気にせず相手に合わせることができる柔軟な方もいらっしゃいます。そういう柔軟な人同士が出会えば、すごく相性の良いカップルになりますよ。

恋愛経験の量は影響する?

笹岡
恋愛経験の少ない男女が意気投合して、一気に結婚に至るケースは結構あります。
マリブロ編集部
それは恋愛経験の少ない人にとって、勇気が出る話ですね!
笹岡
恋愛経験の少ない方って、良い意味ですごく素直なんです。柔軟性がありますし、我々のアドバイスも受け入れてくれます。そういう人同士が素直な気持ちで向き合えば、当然結婚に至りやすいですよね。

相性の良し悪しは、プロに相談することも可能

笹岡
「自分と相性の良い人はどんな人なんだろう?」と迷ったら、結婚相談所のスタッフに相談してみましょう。彼らはたくさんの経験やデータがあるので、その意見に従ってみるのも、婚活成功の近道かもしれません。それから、まずは会ってみることも大切です。話していて心地良いか、自然と会話が弾むか、相手の好きなことを一緒に楽しめるかなど、実際会ってみないとわからないこともありますからね。
マリブロ編集部
相性の良い人と出会うためには、悩む前にまずは行動ということですね!ありがとうございました。

❣ この記事を書いた人

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