恋愛をうまくいかせるコトバ以外のコミュニケーション

日本語はとても繊細なコトバです。

表現の幅も広く、比喩やことわざ、言い回し等で白か黒かを限定させずに、グレーの帯域を多く出来るファジィな言語と言えるでしょう。
このファジィな感覚は日本人の価値観に基づくものなのかもしれません。
解りやすさや利便性よりも、わび・さびの文化に代表されるように解りにくさや不自由さに美しさを見出す日本人独特の感性が言語に現れているからなのでしょう。

それ故に、日本人はコトバだけでなく非言語コミュニケーションも大切にしてきました。
例えば老舗の旅館の墨字で和紙に書いた夕食の献立や、部屋に飾られた季節の花の一輪挿しで“ようこそいらっしゃいました”という歓迎とおもてなしの心をコトバでなく伝えます。

このようなコトバにしないふるまいに込めた想いは人を感動させます。

恋愛でもコトバだけでなく振る舞いや行動で思いを伝える様にしてみましょう。
日本の「おもてなし精神」を恋愛に生かせることが出来る人は間違いなく男女問わず人を魅了する人です。

非言語コミュニケーションは人の五感を意識したコミュニケーションから考えると容易です。
目で見る視覚的なもの、耳で聞く聴覚的なもの、そして触れたり感じたりする触覚的なもの、下で味わう味覚的なもの、最後は鼻で嗅ぐ嗅覚的なものです。
この中から特に恋愛コミュニケーションで気を付けて取り入れていただきたい非言語コミュニケーションは視覚、聴覚、嗅覚です。

目次

視覚の恋愛非言語コミュニケーション


視覚の恋愛非言語コミュニケーションで気を付けていただきたいのは服装とヘアスタイル、そして表情です。

中でも服装はとても大切です。

服装は相手に対する思いを表現する手段の一つです。
ビジネスで大切なお取引先の上の方とのご商談にカジュアルなジャケパンスタイルで行くような人は居ませんよね。クールビズが浸透した今でも、相手がスーツを望まないという場合を除き、大切なお取引先の方とのご商談ではスーツで行くという考えが基本でしょう。

お見合いや恋愛デートでも同じく服装はあなたの思いを相手に伝える非言語コミュニケーション手段です。

男性であればお見合いや恋愛デートに相応しい硬くなりすぎないスーツかおしゃれなジャケパンスタイル、女性もお見合いや恋愛デートに相応しい女性らしいフェミニンなワンピーススタイルがおすすめです。

服装でしっかり“あなたに会う事を楽しみにしていました”を伝えましょう。

聴覚の恋愛非言語コミュニケーション


聴覚の恋愛非言語コミュニケーションでは話し方、声の大きさやトーンの高さに気を付けます。

以前、テレビのレポーターをしている時に、男性のプロの声優さんとお仕事をさせていただいたことがあります。初めてお会いした時に、その方が発した

「はじめまして。よろしくお願いいたします。」

の一言は肌触りのよいビロードの様な声で危うく本気で好きになりそうになりました(笑)。

それくらい”音“の持つ力は人の感情に影響を及ぼします。

この声優さんの様に持って生まれた声質が良くなくとも、次のポイントを意識することで恋愛向きの”音“に話し方を寄せることができます。

① 1分間に200~250文字程度のスピード。
② 腹式呼吸でおなかから声を出すイメージではなす
③ ドレミファの”ファ“の音ではなす

速度は比較的にゆっくりめに話すと自信があり落ち着いた印象を与えます。声の大きさは胸式呼吸で喉で話そうとせず、お腹からしっかり発声しましょう。
また、高さは”ファ“の音が明るく元気な印象を与えます。

話し方が魅力的な人は何を話しても相手を惹きつけますが、恋愛だけでなく交渉やプレゼンテーション、スピーチも話し方を意識することで相手の反応は格段に良くなるので試してみてください。

嗅覚の恋愛非言語コミュニケーション


最後は嗅覚です。

お見合いや恋愛デートでは軽くデオドラントやフレグランスはつけましょう。

香水への賛否評論はありますが、汗臭かったり、体臭や口臭で“臭い”という印象を与えたら、そこでジ・エンドです。
特に女性は生理的な感覚が男性よりも強いので、生理的にNGという烙印を押された瞬間に”いい人“にはなっても”恋人“になることはまずないのです。

お見合いや恋愛デートの際には体臭、口臭、頭の匂いへの配慮は必ず習慣化しましょう。
また、香りは記憶と密接につながっています。
“あなたの香り”を一つ同じ香りに決めて恋愛デートを重ねると、あなたと会っていない時に相手がその香りを嗅いだだけで思い出してくれるという副産物もありますので、マイ・フレグランスを決めて、お相手と逢瀬を重ねるのもおすすめです。

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