私が大好きな斉藤孝先生の著書に「雑談力が上がる話し方」という本があります。
斉藤孝先生のコミュニケーションに関する本はポイントが解りやすく、事例や具体的な言い回しの例が豊富なので機会があれば書店やAmazonなどでチェックしてみてください。
コミュニケーションが苦手、話す事が苦手という方はまさに“雑談で何を話したらいいのかわからない“”雑談ができない“という雑談に関する悩みを抱えている方が多いですよね。
雑談は“目的のない会話”です。
「いいお天気ですね。」
「寒くなりましたね。」
と初対面の人に話しかけて、会話を持続させるのは一見簡単そうに見えるけれどやってみるととても難しいことです。
お見合いやデートでも雑談はとても大切なコミュニケーションです。この雑談を男性がリードできるようになると女性からのポイントはかなりアップしますので、是非男性に雑談力をつけていただきたいと思います!
ポイント1 「きっかけ」は笑顔であいさつからスタートしましょう。
いきなり真顔で「今日は寒いですね。」と言われたら「?」と違和感を感じてしまいます。
まず、話す内容より笑顔で会話をスタートすることを心がけましょう。
そして、「こんにちは」や「はじめまして」などの挨拶にプラスして「今日は寒いですね。」と続ければ自然な「きっかけ」でスタートできます。
この際プラスする一言は天気やその日の気温などの相手が“そうですね”と共感できる話題から入りましょう。
間違っても「こんにちは。あれ?プロフィールと印象が違いますね。」など、相手を不安にさせる様なひと言から入らない様にしましょう。「プロフィールと違ってもっといい印象です」と伝えたいとしても、最初のコメントとしては上から目線に感じたり、唐突過ぎる印象で余り良い印象を与えません。
あなた「こんにちは。はじめまして。〇〇と申します。今日はありがとうございます。」
相手「こんにちは。はじめまして。〇〇と申します。こちらこそよろしくお願いします。」
あなた「今日は久しぶりに涼しい日でしたね」
相手「そうですね」
という感じに雑談につなげていきましょう。
ポイント2 話のストック、ネタを仕入れておきましょう。
話題になっているニュースからネタを仕入れておきます。
ベストセラーの書籍や大ヒットしている映画ネタもおすすめです。
最近は「(自分が)興味ない」という理由で、自分の興味ある一定の情報にしか触れない人が増えました。ニュースも情報も興味のあるものしか知ろうとしないと雑談力やコミュニケーション力は下がる一方です。
雑談で盛り上がる話とは、自分が盛り上がる話でなく、相手が興味がある話です。
お見合い相手や恋愛相手の興味のツボがどこにあるかを予測することは不可能です。なのであなた自身が広くネタを仕入れて雑談に備えておくことが肝心です。
雑談のネタの幅はあなたがコミュニケーションを取れる範囲の幅とイコールなのです。
ポイント3 雑談のシメは「次回」を期待させる終わり方で
お見合いや恋愛デートで忘れてはならないことは次につなげることです。
次のデートにつなげることがその日のお見合いやデートのゴールと言っても過言ではありません。
よく、2,3回のデートで断られてしまうという方がいます。
そういう方は2,3回目までは相手の期待を膨らませられたけれど、相手が4回目以降の期待が持てなかったからでしょう。
例えば
「おいしいお寿司屋さんを見つけたんですよ。」
という話題をふられたらどうリアクションしますか?
「そうなんですね。」
と終わったらなんとなくさみしい気持ちになりませんか?
お見合いや恋愛での会話は「次回」への期待につなげることが大切です。
「美味しいお寿司屋さんに行きたかったんです。どこにあるんですか?」
「お寿司大好きです!今度一緒に行きましょう!」
と相手へ伝えるだけで”次“が予感できますね。
次回に繋がらない話題であっても
「ありがとうございました!色々教えていただいて楽しかったです。」
と感謝の気持ちを伝えるだけで、あなたに対する好印象のポイントはアップするので次に繋がる可能性が高くなります。
雑談は人との絆を強める大切なコミュニケーション力です。けれど場数を踏むことで高まっていく能力であることを忘れない様にしてください。
いきなりお見合いやデートでの本番で雑談をしようとすると、場数を踏んでない状態では素人がいきなり本番の大舞台に立たされて演技しろという事と同じです。
普段から飲食店の人に話しかけたり、仕事でも知らない人と雑談をするなど日常でのトレーニングを積んでみましょう。
たくさんの人と雑談をするだけで雑談力は向上します。