交際経験がないわけではないのに、なぜか女性と話すのが苦手。そう感じる男性は意外と多いのではないでしょうか?
プライベートで親しい女性がいないと、適切な距離感を掴めずに、どんなふうにコミュニケーションをとればいいのかわからなくなるのかもしれません。
女性と仲良くなりたいという出会いを求める男性にとって、これは危機的問題です。女性と気兼ねなくコミュニケーションを取るには、これから紹介する6つのテクニックを身につけるとスムーズです。
話題は“共有要素”から始める
女性を前にすると、何を話せばいいのかわからないという男性は、まず身近にある女性との「共有要素」を探してみましょう。共有要素とは、場所・持ち物・状況・立場、体験などです。同じ職場なら、仕事に関することや職場のこと、同僚のことなどが共有要素になります。友人の紹介で知り合った相手なら、友人のことや今いる場所のことなどが共有要素です。飲み会の席であれば、食事や飲み物のこと、お店のこと、その場にいる人のことなど共有しているものが何かしらあります。
たとえば、会社の飲み会で隣に女性が座ったとしましょう。初めて訪れるお店なら、「このお店、雰囲気がいいですね。僕、初めて来たんですが、○○さんは来られたことありますか?」と聞いてみる。自分が食べていない料理があれば女性に「これ、食べましたか?」と聞く。共有要素を使えば、どんな相手でも会話のきっかけを掴むことができます。
共有要素は、目に映っているものすべてです。同じ場所にいるということは、それだけで話題のタネがそこかしこに転がっているということです。よく周りを観察してみてください。
どうしても共有要素が見つからない!というときは、次の言葉のなかから話題を探してみるといいでしょう。
(2)道楽……趣味、テレビ番組、映画、スポーツ
(3)ニュース……事件や事故、スポーツニュース、芸能ニュース
(4)旅行……国内・海外、家族旅行、単身旅行
(5)知人……知り合いや、互いに知っている人物
(6)家族……親や兄弟・姉妹、配偶者や子どもなど
(7)健康……体の悩み、ダイエット
(8)仕事……勤め先、職場、仕事内容、業務など
(9)衣……好きなブランドやファッション、服装、小物、アクセサリーなど
(10)食……好きな食べ物や料理、お酒など
(11)住……住んでいる場所や土地、家具やインテリア、暮らし、家
“聞く”を8割、“話す”を2割
良いところを見せたいと、女性に対して自分語りに入ってしまう男性は要注意です。かつての武勇伝などを聞かされても、女性にとっては何の面白味もなく、退屈なだけ。それに気づかず延々と自分のことばかり話してしまうようでは、女性との距離を詰めることなどできません。
女性と会話をするときは、話題を振った後は”聞く”を8割、“話す”を2割と意識しましょう。関係の浅い間柄の女性の場合は、警戒心がとても強く働きます。プライベートなことを聞くときには、まず自分のプライベートをポジティブな言葉で話してから相手に聞くようにします。
相手が答えをはぐらかしたときは、話したくない話題かもしれません。深追いせずに、別の話題を振りましょう。
関心のベクトルは相手に向ける
話下手を自覚している人は、コミュニケーションの場で、つい自分のことばかりを考えてしまいがちです。「こんな話題を振って嫌がられないだろうか」「こんな返事で大丈夫だろうか」といった心配ばかりが頭の中を占拠した結果、何を話せばいいのかわからなくなってしまっていないでしょうか。
コミュニケーションは、相手から返ってくる反応を受け止めることで成り立つもの。関心を自分にばかり向けていれば、相手の反応を受け止めることができません。相手のことを気遣う優しい姿勢は、相手から返ってくる言葉や態度に向けましょう。
“さしすせそ”で共感する
男性と女性でコミュニケーションに齟齬が生まれる最たる原因は、女性の愚痴を悩み事と捉えて、先走って解決策を呈示してしまうところにあります。たとえば女性が、「今日、こんなことがあって○○だったのよ」なんて言ったときに、男性は○○を解決したいんだなと考えてしまいます。親切心で解決方法を伝えてみると、なぜか女性の怒りを買ってしまったという男性は割合多いはずです。
・さ……さすがだね!
・し……実力だね! 知らなかったよ! 信じられないよ!
・す……すごいね! 素敵だね! 素晴らしいよ!
・せ……センスがいいね!
・そ……そうなんだ? それで? それからどうしたの?
自分の話を聞いてもらえるのは、男性も女性も嬉しいもの。相手に気持ち良く話してもらうことを意識しましょう。女性が男性に対して警戒心を解くのは、「この人は話しやすい」と認識したときです。とはいえ、女性の警戒心は一気にほぐれるものではありません。段階的に徐々に解けていくものですから、焦らずに相手にとって「話やすい人」になることを目標にしてみるといいですね。
接点を増やす
「単純接触の法則」という名前を聞いたことがあるかもしれません。人は、頻繁に見聞きしたり、接点があったりするものに対して好感を抱きやすいという心の癖があります。それを心理学では「単純接触の法則」と呼びます。仲良くなりたい女性がいたら、できるだけ接点を増やすように努めましょう。
たとえば、社内に気になる女性がいるなら、毎日挨拶を交わしたり、顔を合わせたりしてみてください。何度か挨拶を交わしているうちに、顔見知りになり、雑談もしやすくなります。そうなれば、顔を合わせるたびに一言二言、言葉を交わしながら距離感を縮めていきましょう。日常的に雑談ができるようになったら、SNSを交換してさらに接点を増やします。
飲み会で知り合った相手で、次に会える保証がないなら、その席でSNSを交換するようにしましょう。相手の話題に乗る形で、「それなら今度、○○を見つけたら連絡するよ」などのようにSNS交換するメリットを相手に感じさせると、自然な流れで交換しやすくなります。
SNS交換ができたら、相手からのレスポンスの頻度やペースに合わせて、会話を楽しみましょう。
多様な経験を増やす
趣味がたくさんある人は、女性との話題にも困りません。男性のなかには仕事一筋で無趣味な人もいますが、興味や関心が向くものは何でもトライするようにしてみましょう。趣味にならずとも経験があるだけでも十分に話題のきっかけになります。多様な経験は、いろいろな女性と知り合う機会や、接点にもなります。
女性に対して奥手になってしまう話下手な男性は、身近に話せる女性を一人でも作っておくと、女性との接し方にも余裕が生まれるようになります。多趣味な人は、人と出会う頻度も高いため、コミュニケーション能力が自然と磨かれやすい傾向にあります。ぜひ、好奇心が刺激されるものがあったら、とにかくまずはチャレンジしてみましょう。
まとめ
女性と仲良くなりたい男性は、段階を踏むことがポイントです。特に女性は、男性よりも警戒心が強いため、いきなり踏み込んでこられることに恐怖心や不快感を抱きやすいからです。そのためにも”共有要素”は、誰でも簡単に一歩を踏み出せる話題だといえます。
ここでご紹介したテクニックを駆使すれば、近いうちに女性と仲良くなることも不可能ではありません。それでもなかなか自分が求めるパートナーに出会えないと思うなら、結婚相談所を活用してみましょう。
結婚相談所なら、最初から互いの共通点が何か・好きなものは何かなど、相手の情報を知ったうえで、会話に入ることができます。もしも上手く話せなくても、フォロー体制もありますから、安心して女性との距離を縮めていけるはずですよ。