婚活で男性とうまくいかない!上辺だけじゃない関係づくりをするには

婚活の心構えの一つに「人から気に入られようとしない」というものがあります。これは、結婚のために自分を偽らずに、自分らしく相手に接しましょうという意味なのですが、これをはき違えて自分らしさを失ってしまう人もいます。その例の一つに、相手に合わせた振舞いをしてしまうことがあります。

こうした女性は嫌われることを極端に避けているため、男性と過ごすときに無難な対応に終始してしまい、上辺だけの関係に陥りがちです。これでは結婚に大切なお互いの「本当に知りたい深い部分」を知ることができません。

上辺だけの関係に終わらずに、相手とコミュニケーションをしっかりと取れる関係づくりをするにはどうすればいいのでしょうか?

目次

なぜ上辺だけの関係になってしまうのか?

上辺だけの関係になってしまう大きな要因は、冒頭でも紹介したように、嫌われないことを過剰に気にするところにあります。たとえば、相手の話をニコニコとよく聞き、無難にその場をやり過ごす。一見すれば、控えめな女性です。けれど、話を聞くものの自分の意見をハッキリ言わない、ニコニコと聞いているだけで自己開示がないなどの振る舞いは、周りや婚活相手の目に「自分をよく見せようとしている」「気に入られようとしている」と映ってしまいます。

嫌われたくないと思うことは、悪いことではありません。それによって相手に不快感を与えないようにと気遣う姿勢は、人間関係を円滑にするうえで大切な心掛けです。「愛想良くありたい」理由には、相手に気持ちよく過ごしてほしいという思いもあるでしょう。

しかし、相手から嫌われないことにばかり意識していては、伝えるべき本音が伝えられなかったり、相手の心の内を聞くのにも躊躇してしまったりと、婚活するうえで大切な相互理解が進みません。これでは、本心に触れ合うことができませんから、上辺だけの関係に陥ってしまうのも当然だといえるでしょう。

なぜ嫌われたくないのか?

愛想が良くて人当たりのいい人のなかには、相手に対して関心の薄い人もいれば、

向き合うべき相手から嫌われることを極端に怖がる人がいます。相手に対する関心の薄さは、単純に合わないから関心がないパターンと、自分自身に関心が強いパターンがあります。

なかでも、自分自身に対する関心が強い人は、その根底に強いコンプレックスがあることも多いものです。女性の場合、容姿・年齢・内面といった人格にまつわる部分で、複合的なコンプレックスを抱えやすい傾向があります。

たとえば、容姿に自信が持てない女性で、年齢に対するコンプレックスと、年を重ねるごとに変わる外見に強い抵抗感を覚える人がいます。このような場合では、メイクやダイエットを頑張るなどしてコンプレックスを克服しようとします。愛想を良くする・人当たりのいい人になる、これらもメイクと同じで、コンプレックス克服のための行動になっていることもあります。

こうした行動をとる背景には、自己否定の心理が働いているからかもしれません。ここでいう自己否定とは、誰かに嫌われることが、自分の存在価値の否定に繋がると受け止める心理です。人に嫌われると、自分の存在価値を失うと思っている人は、他人から嫌われないことに固執してしまうのです。

承認欲求にとらわれないで

人は誰であれ、自身の存在を認められたい、受け容れられたいと思っています。これは承認欲求と呼ばれるもので、どんな人も自覚・無自覚に関係なく、生理的欲求のように当たり前に持っているものです。承認欲求には、自分に向けられるものと自分以外の人に向けられるものがあります。

後者の欲求が強いと、嫌われたくない思いが強く育ちやすく、相手に気に入ってもらえるような振る舞いをしやすくなるのです。

嫌われない人になるよりも、自分に合う人探しを目指す

嫌われたくない思いが強くなりすぎると、本来持つ自分らしさを抑えてしまうようになります。相手に迎合した振る舞いや言動をとりやすく、傍から自分の意見のない人・自分を必要以上によく見せようとしている人と受け取られてしまうのです。

相手に合わせた態度は、初めのうちは「控えめな態度」として好印象に映るかもしれません。けれど、そんな態度がいつまでも続くと、知りたい本音が見えず、相手は「壁」を感じるようになるでしょう。婚活中の二人の間に壁が生まれてしまうと、交際にも影響が出てしまいます。

長年つき合いのある友人同士ならば相手のことを理解しているため、壁があっても踏み越えられるかもしれません。しかし、出会ってまだ日が浅い婚活相手では、踏み越えていいものかどうかわからず、このまま交際を続けていけるか不安すら覚えるのではないでしょうか。

嫌われたくないと思うのは、裏を返せば「この人は私を嫌うのではないだろうか?」という不安を抱え込んでいるからです。その不安を払拭するために、相手の好意を集めるような言動しているといえます。ですがそうした態度は、別の見方をすれば、相手の感情をコントロールしようとしているのと同じです。

ありのままの自分で婚活相手に好印象を与えつつ、実のあるコミュニケーションをとるには、まず相手に対する意識を変えることです。嫌われないかどうかで相手を見るのではなく、「この人は私と合う人なのか、合わない人なのか」という視点で相手を見るようにします。

好き・嫌いを基準にしない

好き・嫌いを価値基準にすると、嫌われないかどうかが気になるでしょう。そこで価値基準を合う人か・合わない人かにすることで、相手を見る目が変わるようになります。世の中には合う人もいれば、合わない人もいます。基準を変えてみることで、価値を感じるポイントも変わっていきますから、今までは深く話せなかった話題も、一歩踏み込んで濃い会話を自ずとしていけるようになるはずです。

今の自分を否定しないで

ここまで、嫌われないように振る舞うのではなく、価値基準を変えて自分らしくいようとお伝えしましたが、人によく見せようと振る舞う自分を否定する必要はありません。婚活をしている人がそう振る舞うのは、良い相手に出会いたい思いが強いからだといえるからです。

婚活において結婚への強い意欲があることは、とても大切です。強い意思があるから素敵な男性と出会え、結婚できるのです。相手に気に入られるために自分らしさを押し殺してしまうのは考えものですが、好印象を与えたいという強い思いは、自分磨きのエネルギーに変えましょう。

たとえば、会話の引き出しやボキャブラリーを増やしたり、感性を磨いたりする。これだけでも、自然に会話を楽しめるようになります。さらには、深いコミュニケーションもできるようになるため、自ずとお互いの感性や思想を理解する助けにもなるでしょう。

相手に嫌われないための努力とは、相手の機嫌を取ることではありません。今の自分の良さを残しつつ、主体的に相手に合わせられる力の育成です。

まとめ

婚活では、選ばれる女性になるために気を付けるべきこととして、さまざまな情報がインターネット上に溢れています。それらを参考に活動することで、成婚に至る人もいれば、自分らしさを失ってしまう人もいます。たくさんあります。そうした情報がインターネット上に散見され、真面目な婚活女性は、忠実にそれらを守ろうとします。

「人に気に入られようとしない」という言葉さえ額面通りに受け止めてしまうのは、その真面目さゆえでしょう。そのせいで自分らしさや今の自分を否定すれば、男性とどう向き合えばいいのか迷子になってしまうでしょう。

結婚相談所ではカウンセラーが導いてくれますが、独自で婚活をしている女性の場合は自分で軌道修正を図っていくことになります。婚活は、選ばれるという受け身の姿勢ではなく、「自分に合う人を探す」姿勢で向き合うことが大切です。

❣ この記事を書いた人

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