ご入会から実に3年、明るく真面目で他人への気遣いもバッチリ!穏やかでほっこりする雰囲気が印象的なHさん(30代女性)に訪れた運命の出会い。
CAとして仕事に打ち込んできたHさんですが、結婚への憧れと決意を忘れることはなかったそうです。しかし、その意気込みで始めた婚活もなかなか思うように進まず、気づけばお見合いした男性は100名を超えました。ただ、それでも諦めなかったHさんの成婚はまさに努力の結晶です。
今回はクラブ・マリッジのカウンセラーである朝倉さんを交えてHさんの成婚インタビューをお届けします。婚活中の方や婚活を始めようとお考えの方には、とても参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
※インタビューはZoomを活用したオンライン対応で行いました。
目次
入会編:CAだって普通の女の子なんです
マリブロ編集部
Hさん、この度はご成婚おめでとうございます。長い冬を乗り越えて迎えた春だったと思いますが、今日はHさんの3年間の軌跡をお聞かせいただけると幸いです。
早速ですが、婚活を始める前のHさんはどんなタイプの女性だったのですか?婚活を始めた経緯も含めてお聞かせください。
もうほとんど「こじらせ女子」ですよ(笑)。
私が婚活を始めたのは、元カレがプロポーズしてくれなかったからなのですが、面談の時に泣きましたものね。
当時、元カレは私が婚活をすると言ったら、渋々「結婚しよう」と言ってくれたけど、結局うまくいきませんでした。大好きだったから本当に辛かったですね。
それでも前向きに考えなきゃって思って、当時の担当の笹岡さんにそのことを話していたら涙が出てきてしまって・・・今ではいい思い出です。
それはこじらせ女子じゃないですよ。
私の感覚では、Hさんはとても純粋な方だと思いました。結婚に向けて現状を前向きに捉えようとする一方、好きな人の事を想って泣いてしまうなんて、純粋さそのものです
でも、それが重たいと言われたこともあります。
恋愛スタイルはこじらせてました(笑)。男心とかわからなかったですし…今もわからないですけれども。
めんどくさい、重い、すぐネガティブになる…。
その辺は相性と言いますか、男性側がHさんの気持ちに応えられなかっただけだと思います。
ところで、HさんはCAという職業柄、元カレと出会う前は合コンなど出会いの場が結構あったと思うのですがいかがですか?
それはありましたけど、なんか現実的じゃないなぁ・・・というのが感想です。お医者さんや弁護士さんとの合コンがよくありましたが、私はお嬢様タイプじゃないから自分が本当に出会いたい人と出会える場ではないと思いました。
もちろん、いい人がいればとは思っていましたが、そのテンションも周りと合わなかったと思います。
結婚相談所には、CAをされていて、たとえば「ドクターで年収1000万円以上」みたいな条件を掲げる方がいらっしゃるようです。が、実際はそういう相手はほとんどいないんですね。でも、年収1000万円以上って日本人全体でも1000人に一人とかの割合なのに、東京都港区だと結構いるんです。だから、かなり高い理想を掲げるのだと思いますが、現実的にはなかなか出会えないものだと思います。
Hさんの周りには、そういう条件にこだわる方いらっしゃいますか?
いますね。
アプリで知り合った相手と「明日会ってくる」なんて言って、後で聞いたら「ドタキャンされたー(泣)」みたいな。中には独身のパイロットと結婚する子がいて、いつの間に!って思いますけど、私にとってそれも現実的じゃないなと思っていました。
私たちはCAといってもみんな普通の女の子なんです。
それで婚活を始められたわけですね。
クラブ・マリッジのことはどのように知りましたか?
ネット検索で知りました。
実は元同僚の子が結婚相談所に入って2ヶ月くらいで結婚したんですね。それで「彼氏が結婚してくれないなら結婚相談所に入れば」と言われて。彼女はめちゃ綺麗な子で、知り合いの結婚相談所を斡旋してくれるとも言ってくれたんです。
そんなこともあって、彼女からIBJ(日本結婚相談所連盟)は母数が多いから良いと聞いていました。
でも、そのときは元カレが結婚しようと言ってくれたから断りました。ただ、結局ダメになっちゃって、彼女には相談しづらかったので他の相談所を探していたところ、クラブ・マリッジにたどりつきました。
その3年は運命の相手と出会うために必要な期間だったのかもしれませんね。
さて、写真撮影やプロフィール作成といった準備をして、いよいよ活動開始となったわけですが、そもそも結婚相談所では結婚できると思っていましたか?
たしか恵比寿のスタジオに笹岡さんが同行してくださいました。
そのときのヘアメイクさんが、CAの就活のときに利用した有名スタジオに在籍していたことを知って、かなり盛り上がったのを覚えています。それでヘアメイクさんには「秒で結婚できる」と言われたのですが、3年かかりました(笑)。
入会のキッカケをお聞かせくださりありがとうございます。
さて、入会後は写真撮影やプロフィール作成をされたと思いますが、覚えていらっしゃいますか?
そうですね、アプリとかに比べたら、結婚相談所は誰を選んでも結婚願望がある男性ですからね!
元カレはアプリで出会ったんです。私は付き合うときに「次の人とは結婚したい」と言って、相手も「自分もそのつもりだよ」と言ってくれたんですが、蓋を開けてみたら違いました。口ではなんとでも言えますよね。
少なくともそういうのがないというだけでも月会費を払って活動する価値は十分あると思いました。
活動編その1:婚活あるある【お見合い・仮交際編】
クラブ・マリッジでのHさんの活動は、お見合い人数が105名、交際人数が37名とのことですが、初めてのお見合いはどんな感じでしたか?
初めてのお見合いは渋谷にあるホテルのラウンジでした。
今思えば、NG質問をされてたんですが…
どんなことを聞かれたのですか?
今まで何人くらいお見合いされたんですか?と聞かれて、「初めてです」と答えたら、すごく驚かれたのを覚えています。
※お見合いのマナーとして過去の恋愛や活動歴を聞くのはNGです。
お見合いは主にホテルのラウンジで1時間ほど会話をするのが一般的ですが、初めてのお見合いの感触はいかがでしたか?また、その方とは交際されたのですか?
お見合いに関しては、こんなものかなという感覚でしたね。
交際は、(初めてのお見合いでもあったので)私はどうすればいいかわからなくて、悩んだ末に交際希望を出したんですが、お断りされてしまいました。
ここで朝倉さんに伺いますが、お見合いにはいろいろとルールがある中で、初めてのお見合いでその感覚がわからない方にはどんなアドバイスをされるのですか?
Hさんの場合は交際するか迷ったとのことですが、わからないからといってやめてしまうと、最初からチャンスを潰してしまうことになります。
なので、迷っているなら「会ってみましょう」と言いますね。会わずに断るのではなく、会って2回くらいデートした後で判断するのが良いと思います。
これは婚活あるあるの一つですが、「なんとなく」で断るのは不治の病(常にもっといい人がいるはずと考える「もっともっと病」)です(笑)。
仮交際を続ける中で、次のお見合いで会った人がもっと良ければ、その時点でお断りしても遅くはありません。それだと相手に悪いからと考える方もいらっしゃいますがそれはお互い様ですし、交際に繋がればお相手にも自分を知ってもらうチャンスが発生します。
会員様の中には、相手のネガティブな部分をよりフォーカスしてしまう方がいらっしゃいます。迷っているのは相手の良いところも感じているということなので、前向きに行動する方が出会いの機会も増えてご成婚に至る可能性は高いと言えます。
なので、真剣交際の場合でも言えることですが、迷ったら進んでほしいです。
ご縁の機会が増えるという事もそうですが、交際の数だけ気付きがあり、次の交際に生かしていけます。
わかりやすい解説ありがとうございます。
それを踏まえて、朝倉さんにとってHさんの行動はどう映りましたか?
とってもすごいと思います!
Hさんは、結婚への強い気持ち、また優しい気持ちを持っているのに、自分の気持ちに振り回されず着実な行動をされていらっしゃいました。
振り回されそうになっても私のアドバイスを聞き入れてくださり、次の機会を作っていく方でした。
最初のお見合いから、迷ったけど交際希望を出したことだけでなく、NGなケースであってもちゃんとお相手に向き合って対応していたので驚きました。
それはすごい!そうした気遣いは、なかなかできるものではないと思います。
ちなみに、Hさんはもともとどんな男性を希望していたのですか?
最初は、年齢は◯歳差までとか条件設定はしていました。もちろん、年収も見ていました。
でも途中から、条件を満たしていれば良いかと言えば、違うと思うようになったんです。
たとえば、会話で自分のことばかり話す方とか。「私〇〇なんです」と言ったら、「〇〇ですよね、僕も〇〇なんです」と、会話を奪っていつの間にか相手のペースになるのは嫌でした。
だから、条件を重視するよりも会話でキャッチボールがちゃんとできる方がいいなと思うようになりました。
結婚相談所側の意見としてお伺いしたいのですが、Hさんがお見合いを申し込んでいた相手はハイスペックだったのですか?
Hさんがおっしゃるように、活動する中で考え方が変わっていったとのことなので、ハイスペックな方に条件を絞っていたわけではないですね。
全国どこにお住まいでも、学歴・ご職業・年収にこだわらず色々な方と会ってくれるので、すぐにお見合いが成立しますし、Hさんは行動力のある方という認識でした。
なるほど!ではお見合い相手、交際相手の中で、この人はちょっと・・・という男性で印象に残っている方はいましたか?
はい、いました(笑)。6ヶ月交際しないと結婚しないって言われて、真剣交際も考えていた方だったので、さすがにショックでした。
その男性は所属する結婚相談所にも「6ヶ月交際しないと結婚しない」と公言していたみたいです。
私もあれは「ないな」と思いました。男性はHさんに対して、交際1〜2ヶ月の段階で「3ヶ月ルールは知っているけど」と、前置きはしながらも「6ヶ月交際しないと結婚しない」というトンデモ発言をしていて、、、
すぐに「気持ちが変わるかもしれないからとりあえず様子を見て、別のお見合いを再開しましょう」とHさんに言いました。
男性ってマイルールで行動する(行動しない)場合があるんですよね。たとえば、何回デートしたから告白してもOK!みたいな。
とりわけ男性の方が女性を好きになる時間が早いので、ガンガン行くと気持ちが高まっていない女性は引いてしまいます。
もちろん、IBJでも3回目のデートを目安に真剣交際を考えましょう!と推奨していますが、回数で決めるものではないはずです。
実際、たった1回会っただけでお互いに気持ちが高まって結婚まで意識する場合がありますし、10回会ってもこの人とは先がないと思ってしまう場合がありますから一筋縄ではいかないですね。
行動を決めて活動する気持ちは否定しませんが、「パートナーの気持ちを尊重して自分も譲歩するよ」と言ってくれる相手でないと、結婚しても幸せになれないと思います。
活動期間が長かったこともあり、いろいろと苦労されたのですね。
まとめると、Hさんがお見合いを申し込んだお相手は年齢・年収ともに平均的なタイプということですかね。外見の好みはあったのでしょうけど、すごくこだわったかといえばそうじゃない感じです。
でも、カッコいい人は嫌いじゃないですよね?(笑)
(笑)
カウンセラーの人って、この会員はまた〇〇な人を選んでる!とか思ってるんじゃないですか?とか、私は結構そういうの気にしていました。
そんなこと思ってないですよ~!(笑)
それよりも、しっかりお申込みを続けてくださっている事に嬉しく思ってます。
ただ、あまりにハードルが高いのに同じことを繰り返している人には、そう思うこともあります。
たとえば、50歳の男性が20歳の女性に申し込み続けるとか。
年収1000万以上の男性にしか申し込まないとか。
申し込むこと自体は悪いことではありませんが、、、面談で「厳しいですよ」と申し上げているのに、ワンチャンの奇跡に賭けちゃうんですよね。
20代の女性も、年収1000万以上の男性も引く手あまたなので、同じくらいの魅力が自分にないとなかなか難しいですね。
結婚相談所も色々あるのですね(笑)。
でも朝倉さんには感謝しています。先ほどお話しした「6ヶ月交際しないと結婚しない」発言の男性と交際終了後、そこそこ多い人数にお見合いを申し込んだんですね。
それで5件くらいのお見合いが成立したのですが、その中に結婚相手も入っていて、朝倉さんがお見合いの申し込みにあたって推薦の言葉を添えてくれたんです。
朝倉さんの一言が決め手になったのですね。
そういう意味でも、婚活はカウンセラーと二人三脚で進めることが大切と言えるでしょう。
活動編その2:99回失敗しても100回目が素敵な出会いなら成功
それではここで、婚活を始めてからの年度別の出来事について伺ってみたいと思います。
1年目・2年目・3年目と、それぞれ色々あったと思いますが、振り返ってみてどうですか?
1年目はまったく動いてなかったですね。月会費を払っているのに、今考えるともったいなかったかもしれないですね。「在籍してるだけ」みたいな。
ただ、当時はあまり危機感がありませんでした。かといって、仕事をめちゃ頑張っていたかというと、仕事は普通にこなす程度でした。
だから、婚活を頑張ったのは後半のほうで、特に最後の年が一番行動したと思います。
私は途中からHさんを担当させていただいたのですが、当時は面談も間が開くことがあったと聞いています。
※クラブ・マリッジでは月に一度(日頃のやり取りとは別に)、カウンセラーと面談の時間を設けて、状況を伺いながら的確なアドバイスをするようにサポートしています。
※面談回数はコースにより変わります。
そうだったのですね。でも、最初の年よりも行動するようになったのは、やはり元カレのことを吹っ切れたからですか?
元カレを忘れられたから頑張ろうとかじゃなくて、、、
なんでしょうね。ただ、アメブロで婚活ジャンルのブログをよく読んでいたんですが、その記事にはずっと独身だった人たちがどんどん結婚していく様子が載っていたんです。それを見ていて、焦りました。影響されまくって「やばい!」って気持ちになったのはあります。
多分その中のどれかがキッカケで、活動を前向きに進めるスイッチが入りました。
そのときはまだ笹岡さんに担当してもらっていましたが、電話でよく相談していました。
頑張ろうと思って活発に動くようになってから、たくさんの人と会っている!という感覚はありましたか?
いや、そうでもないですね。。
コロナだから婚活をストップしようとかそういう気持ちはまったくなくて、オンラインとか、できることはたくさんあると思ったし、「とにかく足を止めちゃいけない!」と思って。
後で振り返ったときに「なぜあのとき婚活をやめちゃったんだろう」みたいな後悔する姿が想像できてしまったから、月一人でも二人でもお見合いをして、動きを止めませんでした。
活動以外でも休日は時間が合ったら図書館に行ったりカフェに行ったり、動く習慣を作りました。
それでも、泣いてましたけどね。今住んでいる周りはファミリーが多くて、家族で過ごしている人たちを見るのが辛くて、土日とかは出歩きたくなかったです。
また、頑張ってお見合いでお休みの日に3人とか会っても、いい人と出会えなかったら、「明日からまた仕事か」と思っちゃいますよね。
そうだったんですね。励ましの言葉をかけてあげれていなくてすみません。
いえ、それは自分の問題です。クラブ・マリッジの皆さんはすごくサポートしてくれて感謝しています。
3年目はもう、とにかく出来ることをしようと思っていました。足を止めずに。
お見合いって楽しいことじゃないと感じることもあると思います。実際、自分が希望して会うけど、知らない人と会うわけですし、イメージしてた人と悪い意味で違かったり交際をお断りされたり辛いことも多いです。
ただ、それが重なって100回とかなると、前向きな人じゃなきゃ続かないと思うんですね。Hさんはどうやってモチベーションを維持されていたんですか?
デヴィ夫人の本で「選ばれる女におなりなさい」を読んでいたのですが、すごく参考になることがたくさんあって。バイブルです!
(付箋がたくさんついている本を取り出しながら)
本の中で「99回失敗しても100回目にすごく素敵な男性に出会える可能性がある」や「今はつらいかもしれないけれど、未来の素敵な旦那様と飲むシャンパンの味は最高だから」って言葉があるんですが、私の中にすごく響きました。
この本すごくいいです!ぜひ読んでください(笑)
あと私、野球が好きなのですが、好きなチームの試合を見ていると、辛くても頑張れるんです。
朝倉さんにお伺いしますが、お見合い件数100回というのは多いほうですか?
多いですね。
数が増えると、途中で心が折れてしまうことがあると思います。また、惰性でお見合いを続けるようになり、おひとりおひとりを大事に進められなくなることもあります。
だからと言って、動かないと出会いのチャンスも来ないですからね。
成婚する方は平均10〜20人くらいとお見合いして、その中で結婚相手と出会うのですが、Hさんは5〜10倍の人と会いました。
これに耐えうるモチベーションや泣きながらも行動し続けた気合いや根性、しかもそれを周りに見せないようにやっていたことなど、心にグッときましたね。
婚活はイイ人がいないからと言って止めちゃう人も少なくありません。
でもHさんは前向きにパーティーとかも参加して、動き続けてくださったので、私たちも応援したいと思っていましたし、100人以上と会うって本当にすごいことです。
もうイヤ!ってこともたくさんあったと思います。
ありましたよ~~!!!
でもまだ入籍していないから気を抜けません!
(笑)!さすがです(笑)。
本当にお疲れ様というか、心からおめでとうと言いたいです。
ありがとうございます。
お見合いは数会うと出会いの確率は上がる一方で、見定める力が必要になってくると思います。Hさんは、前向きに相手のことをもっと知ろうと努力していたから、出会いにつながったと思うのですが、1〜2回のデートで断る人が多いのも事実です。
その辺りはどうお考えですか?
私も結構断ってましたよ。
でも、断るごとに、「また断ってる」と思われてたんじゃないかって気にしていました(笑)。
そんなことはないです。
先ほどのお見合い候補選びのことでもお話ししましたが、Hさんはとても頑張っていらっしゃいました。1〜2回で交際終了もありましたけど、自分の中で限界だから断っていただけで、デート報告ひとつとっても他の方とは違いました。気になる点とあわせて、素敵だと思ったことや今後こうして行こうと思います、という前向きな気持ちも共有してくれました。
諦めの早い方は相手のマイナス点ですぐ断っちゃいますからね。
それも合わせて、今後どうしたらいいかを自分で考えて教えてくださっていたのもとても素晴らしいです。
カウンセラーがいたとしても、活動は会員様ご自身のものなので。
いい子ぶってただけですよ(笑)。
Hさんのような対応をしてくださると、私たちもこの人のために頑張らなきゃ!という気持ちになるんです。だから、Hさんの行動には私たちも元気づけられましたよ。
ところで、お見合いから交際に進むかどうかはどのように判断されていたのですか?
先ほどもお話ししましたが、迷ったら希望していました。あとは、お話が楽しくて、生理的に無理じゃなければと、できるだけ前向きに考えていました。
朝倉さんにお伺いしたいのですが、お見合い100件というのは、Hさんはポジティブケースで一般的にはどうなのでしょうか?
もちろん、単にたくさん会えばいいわけではありません。
たくさん会える=次は奇跡の出会いかもしれない、という思考になりがちです。次が成立するからと、ひとりひとりと向き合う気持ちが下がってしまったりします。
Hさんは100人以上とお見合いする中で、一人一人をちゃんと見ていました。
なので、それができる方なら、数会うことで必ず結婚相手と出会えるでしょう。
成婚退会編:ついに訪れた運命の出会いとまさかのスピード婚
それではいよいよ結婚相手との馴れ初めを伺っていきたいと思います。
IBJのシステムで彼を見つけたとき、絶対この人だと!思ったのがキッカケです。それで、そのことを面談で、この人好みなんですけど!と伝えました。
会う前から「この人すごく楽しみです~!」と言ってましたよね!Hさんがそういうことをお見合い前に言うのがとても珍しかったので印象深かったです。
なので、交際が決まったときはとても嬉しかったです!
お相手の方は100人以上会った人たちと何が違ったのでしょうか?
とにかくタイプでした。
全部が良かったですね。笑顔から滲み出る人柄の良さ、あとは「この人、絶対優しいだろうな」みたいな感覚です。
ストライクゾーンにピタッとハマったのですね。
実際にお見合いをしていかがでしたか?
もう本当、すごい楽しかったです。今まで出会った中でナンバーワンという感じでした。
コロナ禍のお見合いでしたが、お見合いは対面ですか?オンラインですか?
オンラインでした。当日、ちょっとしたハプニングがあって、最初音声が出なかったんです。
オンラインはそういったトラブルもよく発生しますよね。
それに、正直わからない部分も多いので、とりあえず交際希望を出す人が多いのですが、お会いしたときの印象はいかがでしたか?
写真よりカッコ良かったです!お話も楽しかったですし。野球好きとか共通点が多かったですね。話しやすさや人柄も素敵で、交際希望はすぐに出しました。
彼も気に入ってくれたみたいで交際成立したのですが、ファーストコールが来なくて、心配して朝倉さんにメールしたらお休みの日で、そのときは少し不安になりました。
※ファーストコールとはお見合いから交際が成立し、初デートの日取りを決めるなど、電話で挨拶を交わすものです。
それでどうなったのですか?
そうこうしている間に連絡が来て、結局3時間くらい話して、最後の方は敬語もやめましょう!となって、交際2週間分くらいのボリュームでしたね。
話しの最後で「絶対幸せにします」って言われました。
ファーストコールですよね???(笑)それって半プロポーズですよね?(笑)
そうですね。(笑)
「幸せにします」は私もビックリしました(笑)。そんな交際スタートは凄すぎです。
初デートはいかがでしたか?
緊急事態宣言の影響で営業しているお店が少なかったので、やっているお店を探して1〜2時間飲みました。
その日、彼は近所のホテルに泊まって、次の日は、実は一緒に指輪を見に行ったんです(笑)。
え?(絶句)
電話で「何か欲しい指輪はある?」と聞かれたのですが、まだ会った事もなかったので、びっくりしました。
でもとっても嬉しかったので翌日は一緒に銀座に行って指輪を見ました!
これまでの経緯からすると、展開が早すぎてついていけないのですが(笑)。
結婚を決めるまでにデートは何回されたんですか?
プロポーズは出会って3回目のデートでした。
電話を誰よりもたくさんしてたと思います。ほぼ毎日、会うまでに20時間くらい話したと思います。
(今までの男性に)「私を振ってくれてありがとう」と思います。笑
そうおっしゃってましたよね(笑)。
すごい気の合う相手だったんですね。
それにしても最初の電話で一生大切にするって言えるのもすごいです。
いつも車で送り迎えしてくれるなど、本当に優しい人です。今でも思ったことをストレートに言ってくれます。 先日のホワイトデーにはクッキーを焼いてくれました。初めて作ったと言っていて、少し柔らかめのクッキーでしたが…(笑)、心がこもっていてとっても嬉しかったです。
彼の家まで行くのに、いつも2時間かけて迎えに来てくれるんです。
本当に優しいです…!
彼の家まで行くのに、いつも2時間かけて迎えに来てくれるんです。 本当に優しいです。泣
あと、笹岡さんにお礼を言いたいのですが、彼が私のプロフィール文をしっかり読んでくれていて、文中のことに対して、そういう部分も好きと言ってくれたんです。
プロフィール作成ありがとうございます。
どんなプロフィール文だったのですか?
大切なことへの出費は悩まないが、スーパーに行くと100円でも悩むことがある、という文章を提案くださいました。
それで彼と将来の話をしているとき、「一緒に住んでから私は何を払えばいい?」と聞いた事がありました。
そしたら彼が、「自分は値段を見ずに買っちゃうから、そういうのを止めてほしい。スーパーでも悩むんでしょ?そういうところもすごくいいなって思った」と言ってくれて。男性はそういうのを見てるんだなあと思いました。
笹岡さんが考えて下さったプロフィール文が彼の目に止まって、そのように言ってくれたので私も嬉しかったですし、笹岡さんには感謝しています。
さすがは婚活プロデューサーですね。
彼が彼の両親に私のことをCAと伝えたようで、その時の様子からお嬢様を想像されたのかもしれなくて。実際にはそんな事は全くないので(汗) 本当の私を知ってもらう必要があると思いました。
その後、彼がご両親にこのスーパーの話をしたようで、ご両親には本当の私を少しだけ分かって頂けたエピソードでもあります。
本当にありがとうございます。
私たちは会員様から聞いたからこそ書けているので、Hさんが素敵だからそういうプロフィールになっただけですよ。
言ったかな?
言ったかもしれないけれど、異性に響く言い回しに変えて書いてくださったのかなあって。
本当にありがとうございます。
一般的には3回目のデートで真剣交際を意識して、その後1〜2ヶ月の間にプロポーズという流れなのですが、Hさんのケースは異例中の異例ですよね。
まさに運命の相手というか本当に良い方と出会ったのでしょうね。
そうですね。
結婚相談所で恋愛できると思わなかったです。
プロポーズの場所や雰囲気はいかがでしたか?また、どんな言葉かけられたのですか?
プロポーズはたまたまバレンタインの日で、予告されていました。「明日言うね」って。
その日はお寿司食べに行ったんですけど、お店に行く前に一緒に歩いているとき、「出会って間もないけど、毎日話していて楽しいし、一緒にいてすごく楽しい。結婚してください」と言ってくれました。
彼が緊張していたのが伝わってきて、私も緊張しました。笑 でも真っ直ぐに思いを伝えてくれて感動しましたし、彼らしく、とっても嬉しかったです。
緊張してくれるのって嬉しいですね。
Hさんのことを大切に想うからこそだと思います。一生に一度だから、思い出に残るようにと色々考えてくださったんですね。
ただ、ランチの待ち合わせで会ってすぐに言われるとは思っていなくて、びっくりしました。プロポーズは夜のディナーかな?と思っていたので…笑
でもその後お寿司のランチでは、彼の緊張の場面というか、山場を一つ超えたような、そんなとてもリラックスした様子で美味しそうに食べていたのを見て、ちょっと可愛いなと思いました。笑
どのように答えたんですか?
「はい、お願いします!」と言いました。
お二人は進み具合が全く迷いなく、すごく合う人に出会ったんだなと思いました。
ファースコールとか、とにかく二人のストレートさがすごすぎますw
交際はスピード感よく進めばいいというわけではなく、お互いの温度感が合っていないとなかなかこうは上手くいきません。
電話ではいつもどんな話をされているのですか?ちょっとした雑談、仕事のこと、友達のこと、とかですか?
そうですね……なんだろう?いつも私たちだけ別の空間にいるのかなってくらい、気づいたら時間が経ってて。
本当、何をそんなに話しているんでしょうね(笑)。
その後、朝倉さんはお二人をどのように見守っていらしたのですか?
実は、成婚退会月をいつにするか(ご両親への挨拶の前にするか、後にするか)、最初Hさんは不安もあったようなんです。
ご本人同士で話し合ったところ、Hさんは「彼とならちゃんと話し合って決められるから大丈夫です」と自信を持っておっしゃって、ご挨拶前の成婚退会となりました。
Hさんは少し不安になりやすいところがありましたので、それをお相手がちゃんとカバーできるなら大丈夫だと思いました。
本当に素敵な彼で良かったですね。
現在の状況のおしえてください。
今度、私の両親に会いに行くんですが、父がコロナを心配してるので「テレビ電話にする?」と言ったのですが、最終的には会うと言ってくれたので対面になりました。
あとは4月に彼の両親に会いに行きます。それも彼の両親から「うちに泊まりなよ」って言われて、気をつかうから嫌だって言っちゃったんですが、、、
仲良くなるチャンスでもあるし、彼のご両親なら大丈夫かな、と思い、泊まることになりました。
両家の顔合わせは話し合って決めるつもりです。
引っ越し(同居)は5月くらいを考えています。
真剣交際後に住まいのことで揉めて破局するカップルもたまにいます。お住まいで揉めることはなかったですか?
彼がマンションを購入しているので必然的にそこに引っ越しになるのかなと思っていました。
仕事の都合上、すぐに一緒に住むのは難しいと思っていたけど、彼の住む街に行ったら居心地が良く、やっぱり私も彼と毎日一緒にいたいと思い、気持ちを話したら彼もそう思ってくれていました。 私の職場までの通勤が遠くなってしまうことがネックだったので、そこもきちんと話し合って決めました。
また、お金も生活に関わるところは彼が出すと言ってくれています。本当に優しい彼なのでお部屋のレイアウトや家具なども好きにしていいよ、と言ってくれていますが、実際には彼も住みやすいと思える環境を作って行きたいなーと思っているので、これからも話し合って色んなことを2人で決めていきたいです。
お二人なら大丈夫かなとは思ったけど、折り合いがつかなかったらどうしようとは少し不安に思っていました。Hさんにも、不安に思う事は直接お相手に話してみましょうって伝えていました。
なにより、お互いが我慢しすぎないで、思いやりながら納得のいくまで話せる関係なのが素敵です。
お住まいで揉める成婚退会者様も多いですが、皆様最後は話し合って解決し、前に進んで行きます。そういった話し合いができる関係を作る事こそが成婚に近づいていくと思いますし、そうサポートをしていきたいと考えています。
おわりにーー
長い冬を乗り越えて春を迎えたわけですが、過去の自分に声をかけるとしたら、何とおっしゃいますか?
好きな人と飲むシャンパンは美味しいよと、言いたいですね(笑)。
きっと最高でしょうね(笑)!
結婚相談所を利用した感想をお聞かせください。
本当にありがとうございます。
結婚相談所は出会う人みんなに結婚願望があるんですよ、本当に結婚をしたいのであればこれ以上ない環境だと思います。
毎月の会費は婚活アプリよりは高くなってしまいますが、余裕があるならアプリよりずっとおすすめです。
相談所の、ルールも、私にとってはいいルールだったと思います。一人では決められない方がたくさんいると思いますし、私その一人でしたから、色々介入してもらって良かったです。
話が進まない時も、「私のカウンセラーがこう言っていた」などとお相手に話しやすかったです。
クラブ・マリッジを選んで良かったことは何ですか?
みんないい人ばかりで親身になってくれるのが良かったです。
ネットでは「相談所で放置プレイされて…」という話を見たりするけれどそういうこともなくて。
他の相談所を知らないから、その度合いはわからないけど、泣きそうになって電話してもちゃんと相談に乗ってくれるのは嬉しかったですね。
私にとっては、笹岡さんが男性目線で考えてくれて、朝倉さんは頭の回転が速くて私の言ったことをちゃんと覚えてくれていて、話しながらたまにメモをとっていらっしゃってちゃんとアドバイスしようとする気持ちが伝わりました。だからとても信頼していました。
改めて、ご成婚おめでとうございます。それでは最後に、婚活中の女性に向けて一言アドバイスをお願いします。
自分を信じて続けてください。
私も自信はなかったですが、とにかく「結婚にこだわって」ほしいと思います。
いつかどこかにいい人いるでしょ・・・とか、今は時間ないし・・・とか、コロナ禍だから・・・と言う方もいますが、この先一人で本当に生きていけるのか?子どもも産める年齢がありますし、相手がいなければ年齢もあり産めなくなってしまう。今頑張らないと10年後も一人かもしれません。結婚がすべてではないよ!と周りにアドバイスされるかもしれません。でも周りが何を言おうがいつか1人になってしまうのは自分だと思うので。
ぜひ結婚にこだわってほしいなと思います。
偉そうにすみません。でも後悔してほしくないので。
いえ、本当に大事なことですね。
Hさんはとにかくお気遣いが素晴らしく受け答えも丁寧なので、時間はかかりましたが、成婚できて本当に良かったです。
もちろん、会いすぎて誰が良いのかわからなくなってしまう恐れもあるので、100名と会うことが良いというわけではありません。
ただ、婚活はとにかく行動を止めないことが出会いにつながります。頑張ったことが無駄じゃないということをHさんは証明してくださいました。
活動中の方は、ぜひHさんの考え方や行動力を参考にしてほしいと思います。
Hさん、本当におめでとうございます。これからも末永くお幸せに!