こんにちは、クラブ・マリッジの婚活プロデューサー笹岡です。
できれば子どもが欲しいからお相手は年下の若い女性がいい・・・。婚活中の40代男性の中には、こうした考えをお持ちの方が少なからずいらっしゃいます。
ですが、現実的に年の差婚の確率はとても低いんですね。最近では人気声優の山寺宏一さんが31歳年下の女性と結婚しましたが、滅多にあることではありません。
そこで今回は、女性は何歳差までOKなのか?女性のリアルな気持ちを弊社の女性カウンセラーである朝倉との対談形式で語っていきたいと思います。婚活中の40代男性の皆さんは、ぜひ婚活の現状から目を逸らさずに受け止めていただけると幸いです。
目次
女性が考える10歳差は数字以上?
40歳から40代後半くらいの男性って結構年下の女性を希望する方が多いけど、なんで年下が良いのかな。上手くいくこともあるけど、実際は交際が続かないことの方が多い。女性はどう思っているのか知りたいのだけど、ぶっちゃけ何歳差までOKですか?
私は10~12歳差くらいまでが許容範囲ですね。
でも実際10歳差だと、余程良いと思えないと厳しいかなと思います。とりあえず会ってみて気が合えばラッキーという感じで、基本的にマイナスな印象が先行しちゃいますね。
10歳差でもいいなと思えるのはどんなところですか?やっぱり経済力かな?
それはもちろんありますが、
・話のテンポが合う
・安心感がある
・すごくすごく(×100)優しい
などを感じたとき、年齢以上の良さを感じられます。
「普通の良さ」だったら同世代の男性が勝ちますから、それを超える「良さ」がないと難しいかも。
では実際に会う前、つまりお見合いをするかどうかは何で判断しますか?
趣味が合いそうとか顔がタイプとかですね。もちろん、年収もそれなりにはチェックします。お相手の定年後の生活を考えたとき、不安になりますから。
年齢に比例することを考えると、40代男性なら最低500万円〜600万円の年収は必要ってことかな。
うーん・・・同年代ならともかく、10歳上だとそれでも低いかも?
でも年収で判断しているわけじゃないですからね。
ただ、ぶっちゃけ、会員さんのお申し込み履歴を見てると、お見合いが成立するかしないかだけで見ると、高所得でないと箸にも掛からない時が多くないですか?、40代男性は年収700万円〜800万円以上あれば、10歳上でも30代男性と比較して年収の魅力から候補に入ると言えるのかな。
そうですね。子どもが産まれて成人になったとき、お相手は60歳を超えています。子どもが大学に行きたいとなったらお金が必要になりますよね。さらに老後の貯金も必要。
もちろん、女性も働けますから、男性だけが稼がなければいけないという意味じゃないですよ。
それはわかります。でも女性は子どもができたら体調が変化するし、出産や育児で働けない時期がどうしてもありますから。
男性の中には「お金に依存されたくない」と言う方がいらっしゃいますが、現実的にお金は必要ですからね。
出産は母体の命の危険もありますし、また結婚後に起こるかもしれないさまざまな出来事を想定すると、やはりお金は大切です。だから、年収が年齢の割に低すぎると、自分だけじゃなく子どものことも心配になってしまいますね。
ただ繰り返しになりますが、年収が全てじゃないです。外見や性格など、他のことも総合的に良いと思えれば10歳差でもOKということです。
男性に知ってほしい年齢と体の真実
子どもが欲しいから若い女性!と男性は安易に考えていることがあるけど、男性の年齢にも不妊の原因ってあるよね。
はい!不妊は女性の問題と考えている男性がいますけど、男性にも原因があることを知らない方は多いですね。知ってほしい!!
それについては、女性の会員様に聞かれたことが何度かあります。
48歳の男性が、お相手の希望年齢を33歳から35歳くらいとプロフィールに書いていて、本人はどう思っているんですか?と。
やっぱり疑問というか不安に思う女性は多いんですよね。
だから男性に「子どもが欲しいとおっしゃいますが、ブライダルチェックはされていますか?」と聞くと、平気で「してません」と答えるのでビックリします。
女性からしたら、この人は子どもが欲しいから10歳以上年下の女性を希望しているんだとすぐにわかるし、子供が欲しいのにご自身はブライダルチェックをしていないと、正直、自分のことしか考えてないんだろうとな、と女性は感じてしまいますからね。
同じ男性として少しフォローを入れておくと、そこまで深く考えていないことが多いと思います。ただ、やはり女性からすると「そんな大切なことを何も考えもせずに、相手には自分の希望を言う」そんな男性とはお見合いにも進みたくない、となる方が多いですよね。(男性の皆様、今回は辛口トークで申し訳ありません、でも事実なんです)
「母体が若ければ子供は普通に生まれて他の問題はないだろう」と思ってるんだろうなあ、って思っちゃいますよね…。
よく考え直してみても、、40代男性で年下の女性とお見合いを希望する場合、年収は600万円以上は必須と言ってもいいくらいで、700万円以上あると無難と言えるかな。それが最低条件として、それ以外の魅力もないと、お見合いを申し込んでも記念受験になってしまうのが現状です。
ただ年収が1000万円を超えていても、15歳下までOKとかプロフィールに書いてあったら女性はドン引きします。
先ほどのブライダルチェックの話の様に、どんなにお金があっても、人柄に疑問がある方を会員様に紹介することはできないです。ある程度、希望年齢があるのはわかりますが、プロフィールに書くってことは、その感性が普通ってことですよね。ないなあ…
今回は、少々厳しいことを話し合ったけど、僕も男だから男性の気持ちはわかります。綺麗で可愛い年下の女性とお見合いしたいというのは本能的なものですから。
だからと言って、本能のまま進めると、女性からは心の中で非難されます。
15歳差とかになると、もう年収だけじゃなくて、パーフェクトな人でないとお見合いもそうですが、成婚まで進まれるのは非常に難しいと感じます。
女性の会員様からお見合いで10歳以上年上の男性と会った感想でよく聞くのは「発言がおじさんくさい」というものです。
ジェネレーションギャップがあるのはわかりますが、同世代に合わせられることが大事だと思いますね。
おぉ…辛辣ですね。。でも無理に若づくりしているおじさんは嫌っていう女性の声も聴いたことがあります。
好みにもよりますが、やり過ぎてると少し嫌ですね。
あと、ちょっと厳しめな意見ですが、ジェネレーションギャップを埋めようとする努力ができないのなら、15歳年下とかは諦めたほうがいいと思います。
そうですか。でも男性側の意見で言うと、それでも20代の女性がお見合いOKしてくれることがありますが、あれはどういった心境なんですか?
「交際には進まないだろうけどいい人かもしれないし、とりあえず会ってみよう」という程度です。
だから、少しでもセクハラ発言や割り勘(15歳も年上なのにケチ)があったら交際終了になりますね。同世代の男性で魅力がある人はたくさんいますから。
お金目的でそう言っているのではないですよ。割り勘も悪いことじゃない。でも年の差がある時点で、年収が高いことや「会う時間を作ってくれてありがとう」という感謝を込めてご馳走するべきだと思います。
なので、すべてをエスコートするくらいの総合力がないと厳しいですね。
奇跡的に交際に進めても首の皮一枚つながっている状態なので、いつフラれてもおかしくない。大袈裟だけど、たとえば福山雅治さんくらいイケメンで年収があるとかじゃないと15歳差は埋まらないってことなのかもしれないですね。
舘ひろしさんとかもカッコいいですね(笑)。私はアリです(笑)!
能力が長けていてもおじさんくさいところが伝わったら試合終了。
現実は甘くないなぁですね。。。
子どもが欲しい!と言う40代男性へ
子どもや出産に対して(希望する方)は、ほとんどの女性は自分ごとと捉えていますよね。
自分の体ですからね。でも男性も子供を望むなら、同じ土俵に立たないとダメですよ。たとえば、この記事でも何度か話題に出ている、ブライダルチェックに自分から行くとか。
最近は真剣交際に入ったら「一緒に行こう」と行ってくださる男性も多いですね。
ネットにもたくさん情報が載っているし、本もあります。子どもが欲しいなら女性の体のことはもちろん、自分の体についても知る必要があると思います。
そうですよね。
男性はあまり意識していない方が多いようですが30代から精子の数が少なくなったり、質が悪くなったりすることがわかっています。
不妊治療については専門医に相談することをオススメしますが、不妊の原因が女性だけでなく男性にもあるということを知ることが大切ですね。
不妊の原因として、WHO(世界保健機関)の発表によるど、41%は女性側に原因があり、24%は男性側に、24%は男女とも両方に原因があると言われ、残りの11%は原因が特定できていないそうです。
おっしゃる通り、男性は「自分は大丈夫」と思っていることが多いです。
自分の体や母体の負担も知らずに安易に子どもが欲しいと言うのは、信頼を失う行為です。
これは交際中だと破局に向かう可能性がありますし、結婚していたら夫婦に溝ができてしまうくらい大事なことだと思います。
年下女性を希望するのはもちろん大丈夫ですが、容姿や年齢でまずは判断されて、ご自身の年齢やお互いの体のことまで考えている方が少ないんですね。
以前、バツイチで子どもがいる40代後半男性ににブライダルチェックの話をしたら、「一度、子どもができているから、そういう問題はクリアしていると思っていました」と、おっしゃっていました。なので、年齢を重ねると結果も変わることを伝えました。
ただ、男性は皆さん、伝えれば理解される方が多いですね。
婚活の場では、知らないままに希望を出すと、女性からはなんて自分勝手な人だと捉えられてしまうので、そこは僕たちカウンセラーがしっかり伝えなきゃいけないなと思います。
プロフィールに子どもが欲しいとかお相手の希望年齢を書くなら尚更ですね。
年下の女性と成婚を目指す場合は、自分を知ってもらって好きになってもらうことは後回しで、同年年代の男性がいる中で「まずは、会ってくださっているんだ!」と言う気持ちで、おもてなしの心を持ってしっかりリードしてあげる。そして、自身も健康で長生きを心がける。強く意気込みを持って取り組まないと、難しそうですね。。
そうですね。
お伝えしてきたように年齢や体のことなど、無意識に異性を不快にさせていることもあるので、その事実を忘れずに活動して欲しいと思います。
これらをふまえた上で、『本当に10歳以上年下の女性が希望なのか?』改めて自分自身と向き合って頂く機会になれたらいいのですが。。
考えたうえで歳の差を狙いたいなら、自分磨きを頑張らないといけませんよ。
相手を見る前に、まずは、自分と向き合うことが大切です。(厳しいもの表現ですみません)
まとめ
婚活で40代男性が10歳以上年下の女性を希望するのは、現実的にハードルはかなり高いです。
婚活は結婚を目的としているので女性だって真剣な方ばかりです。真剣だからこそ、年上と結婚する場合のリスクも考えています。
男性の皆さんは女性の考えや気持ちを理解した上で、自分が本当に出会いたいのはどんな方かを改めて考えましょう。
そうすることで、お見合いや交際が成立しやすくなり、成婚に向けて着実に進むことができるのです。
最後までお読みいただきありがとうございます。