笹岡
こんにちは、クラブ・マリッジの婚活プロデューサー笹岡です。
男性同士の会話ではよく「年収が高ければ結婚できる」とか「低年収だと結婚できない」という声を聞くことがあります。
たしかに、女性は出産や育児のために一時的であっても職場を離れる時期があるので、結婚相手の男性に経済力を求める方が多いのは事実です。しかし、実際には「年収が高い=結婚できる」というわけではありません。
そこで今回は、婚活男性の年収別の成婚しやすさについて、弊社の女性カウンセラーである朝倉と対談形式でお伝えします。
目次
婚活男性の【年収別】成婚しやすさ
朝倉さんはこれまでサポートしてきた男性の会員様から「年収によって成婚しやすい」みたいな傾向を感じたことありますか?
「成婚できる」ことに年収の高い低いはあまり関係ないですね。
むしろ、年収は高すぎない方が成婚しやすいかも?という感覚があります。
肌感覚なので正確なデータではないですけど。(あくまで私の所感です)
年収が高いとお見合いは成立しやすいのですが、人によっては交際がなかなか進展しないことも多いんです。
その感覚はわかります。だから、結局は人柄ということ。
ただ、婚活男性の年収によって特徴みたいなものがありますよね?
ありますね。IBJ(日本結婚相談所連盟)のデータでも顕著に表れています。
では実際に、年収別に男性の特徴を見ていきましょう。
年収300万-400万円台の男性の特徴
IBJのデータでは、年収300万-400万円台の男性のお見合いは成立しにくい傾向にあります。婚活は実際に会ってみないとわからないとはいえ、お見合いではどうしても条件から候補を選ぶため、年収300万-400台の男性は苦戦しがちです。
そうですね。でも交際は進展し長続きしやすいので、成婚の可能性も高いと思います。
男性も不利な条件であることを自覚しての活動だから、謙虚な方が多いし、真面目に頑張る姿が見受けられます。なので、お見合いの成立率は上位の年収層に比べて低いけど、お見合いできればその後は順調に進みやすいですよね。
お相手の女性を大事にしようとする振る舞いを女性側も感じるのだと思います。
事実、この年収層で次々にお見合いをして複数(3人とか4人など)の女性と同時交際する方はほとんどいないです。
年収500万-700万円台の男性の特徴
年収500万円-700万円台の男性は結婚相談所に登録している人数が一番多く、お見合いもそれなりに成立するので、下位の年収層に比べて出会いの確率がグンと上がるのが特徴ですよね。
IBJのデータでも成婚者の54%が年収500万円-700万円台。その年収層の中でも30歳-44歳が41.7%だから、データ上は成婚しやすいと言えます。
女性も主にこの年収層の男性を希望していることが多く、一般的に成婚できると感じている方が多いですよね。
女性が考える、いわゆる「普通の年収」ですよね。
普通という感覚は漠然としたものですが、現実的なことを考えると、年収500万円-700万円台は安心感のある数字なのだと思います。
でも正直、交際は人それぞれですよね。
この年収層の男性は、よほど細かい条件を設定しない限りお見合いに困らないので、モテ期到来!と思える状態になるんですね。でも、それでお相手を選べずに活動が長引くことも少なくないのが実情です。
この年収層はお相手を選べる立場になる男性が多いので、笹岡さんの言うように、決断できず活動期間が長くなってしまう方も多いですね。
全員と交際することなんかできないとわかってるのに、短期間に10人と同時お見合いするとか、仕事のスケジュール的に無理があるのに3-4人と並行して交際するとか。回しきれないし、相手とちゃんと向き合えなくなったりします。
いろんな女性と会いたいという男性の気持ちはわかるけど、僕たちプロの目線から申し上げれば、それは上手くいかないことが多いですよね。
先日も交際終了を告げられた男性会員様がいらっしゃったのですが、デートでお相手の名前を呼び間違えたそうです…
あちゃー。「やっちまったなー」って感じですね(笑)
後々その男性にヒヤリングしたところ、交際している人が多くて、どんな会話だったかも覚えていないとのこと。完全にアウトですよね。
はい、論外です。
交際中の女性が3人もいるのにお見合いを受ける男性、「その3名とは何のために交際しているの?」って思います。
婚活の目的が結婚ではなく、多くの人と会うことにすり替わってしまってますよね。
ちゃんと一人を選べる、決断できるなら問題ないですが、データ的にもたくさん会えば成婚できるわけじゃないですからね。やっぱり目的に向かってで行動することと、ひとり一人のお相手ときちんと向き合えることが大切かなって思いますね。
年収800万円以上の男性の特徴
年収800万円以上のいわゆる高年収と言われる男性は、とにかく数を打つ方もいます。アドバイスをあまり聞き入れない方が多い気がします(笑)
事実、年収が高いとお見合いで困ることはまずないですからね。
職業で言えば、管理職・経営者・士業の方など。年間お見合い人数が100人になった方もいます。結果的には相談所はやめられました…
そんなに人数がいたら、誰と会ったか忘れそう。
年収1000万円とかのレベルになると、とにかくお申込みも多いし、たくさん出会えてしまうから、「ここで出会った人と結婚するんだ」というゴールを決めておかないと成婚は難しいです。
もちろん、皆さん一人ひとりのお相手と丁寧に接しているし、僕たちもそれは理解しているんだけど、、、なんか趣味=お見合いみたくなっているんじゃないかという心配はありますよね。
そうですね。数をこなすことで活動している安心感を感じてしまい、半年前に会った人が実は良かったなんて後悔もあると思います。
それから年収が高い人たちって、普段の仕事で決断を迫られる立場の人が多いと思うんだよね。その影響なのか、お見合いや交際でも仕事のように振る舞って失敗することがあります。
こないだも女性からの交際お断り理由に「面接されてるみたいでした」というのがありました…
お見合いあるあるですね。「上司と話しているようでした」ってよく聞きますね。
あと、高年収の方は社内のトップや上層部なので、上司に怒られたり誰かにダメ出しされる機会がなくて、おかしなことをしていても誰も注意してくれないから、デートであり得ない行動をしても本人は気づかない。
無精ひげを気にしないとか、食事マナーがひどいとか。誰にも注意されないトンデモ行動のせいで交際が進まない方がいるのも特徴です。
もちろん、ちゃんとしている人もいるんですけどね!
年収よりも大切なこと
年収300万-400万円台の男性で、コミュニケーションが苦手な人でも、誠実さが伝わってる人が多く、人柄的にも成婚しやすい気がします。実際にその年収層の人口が一番多いですし、総務省発表の就業構造基本調査でも結婚適齢期と言われる男性(20代後半から30代後半)の平均年収は322.7万円です。
そうですよね。失敗しても努力して克服しようとする男性が多いですね。
「高年収の男性がいい」っていう女性のサポートをしていても、「性格的には年収500万円くらいの男性の方が気が合いそうなんだけどな…」みたいなこともよくあります。
年収が100万円違うだけで毎日の生活がどのくらい楽になるのか、人とのコミュニケーションが取りやすくなるのか、それは職業や性格にもよるので何とも言えないけど、、、
たとえ年収が理想と違ってもお互いに協力し合う関係の方が結婚生活は上手くいきますよね。月並みな言葉かもしれませんが。
高年収狙いの女性はきっと、『そういう関係も築ける年収1000万円以上の男性』を狙ってるんだと思います(笑)
でも、現実的にはほとんどいないし(未婚男性の1000万以上は1%未満しかいない)、そもそも年収1000万円以上の男性って仕事が忙しい方が多いじゃないですか。だから、女性がサポートしてあげるくらいの気持ちじゃないと、年収1000万円以上の男性とは合わないと思うんですよね。
まさにそうです。婚活女性の皆さんも承知しているかも知れませんが、よりそこを理解してほしいです。
結婚相談所では全体的に年収の高い男性の方がお見合いが成立しやすいため、自然と成婚率は高くなりますが、結局は人柄が大切です。
年収の高い方はお見合いが成立しやすいことから、ダメでも次、次と、次があるからいいという方がいらっしゃいますが、それだと婚活が長引いてしまいます。男性の中にはそれでもいいと言う方がいらっしゃいますけどね。顔がタイプじゃないと無理です、とか…
それでいいんですね!?(笑)
なんのための婚活なんだ!!!(笑)
でも年齢の危機感も持ってほしいですね。女性は、年収が大幅に変わらないならまず同じくらい好感を持っていたら少しでも若い男性の方を選びますよ。「フラれても次があるから、まいっか」と考えていると、時間だけが過ぎてせっかくのご縁をなくしてしまう場合がありますから。
そうですね。もし受け入れていただけるなら、参考にして欲しい程度だけど、意識してほしいと思います。
まとめ
いかがでしたか。
お伝えしてきた通り、データとしては若くて年収が高ければ成婚しやすいですが、たとえ年収が低くても真面目さや素直さのある男性は成婚できます。
現代は専業主婦よりも男女共働き夫婦の比率が高いので、経済力よりも価値観の一致を求める女性が増えています。なので、年収よりも大切なことに目を向けて活動することが成婚への近道です。
最後までお読みいただきありがとうございます。