ITとおせっかいの融合でサポートの充実を図る結婚相談所クラブ・マリッジでは、めでたくご成婚となった方にインタビューをさせていただいております。
アニメやゲーム好きのいわゆるオタク気質で恋愛経験のない20代男性Aさん(茨城つくば店ご入会)は、年齢や将来を考えて婚活をスタートさせましたが、その結果は活動期間9ヶ月・交際期間4ヶ月という驚異的なスピードでの成婚退会でした!
もちろん、成功の裏側にはAさんの努力があったわけですが、担当カウンセラーは入会当初から成婚しやすい人物像を描いていたようです。
そのあたりも含めて、今回はクラブ・マリッジのカウンセラー2人と一緒にAさんの婚活の一部始終をお伝えしてまいります。婚活中の男性や婚活を始めようか考えている男性の皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
婚活をはじめようと思ったキッカケ
冒頭でもお伝えしましたが、アニメやゲーム好きで恋愛経験はゼロだったAさん。そんな彼が婚活を始めるに至ったキッカケは何だったのでしょうか。
私たち人間は習慣になってることをなかなか変えられないものです。そのため、人が新しい行動を起こすには環境だったり、その人に大きな影響を与える出来事だったり、何かしらの力が働くもの。
果たしてAさんにはどんな力が働いたのか?まずはそこから聞いてみたいと思います。
このたびはご成婚おめでとうございます。早速ですが、ズバリお聞きます。婚活を始めたキッカケは何だったのですか?
恋愛経験はないです。興味はありましたが、そこまでの労力をかけるなら別に一人でもいいかな~と思っていました。
新しいことへ一歩踏み出す勇気がなかったというか。
でも去年、姉が結婚したんです。そしたら、親族からの圧力が強くなってきて、そろそろお相手を探そうかと思い始めて。
過ぎてしまうとそうでもないですが、やはりクリスマスやバレンタインの季節は周りが騒ぎたつし、さみしくはなります。
このまま一人で死ぬのは嫌だなあという気持ちもありつつも、いつ行動を始めるかという漠然としたイメージもなく。ただこのままじゃ何も変わらないだろうと思ってました。
それで、そろそろ相手を探そうと一念発起して、婚活を始めることにしました。
ありがとうございます。兄弟や友人、職場など、周りが結婚し出すと、やはり自分もという想いを抱くことがあると思います。年齢的なことが重なると尚更なのでしょうね。
恋愛経験ゼロ、趣味はアニメやゲーム
姉の結婚や親からのプレッシャーもあって婚活を始めたAさん。しかし、恋愛経験はなくオタク気質でもあるため、自分の世界に入り込んだ生活をされていたとのこと。
とはいえ、オタクの人たちは本当に出会いがないのでしょうか。私たちの知らないオタクの世界観を伺ってみたいと思います。
婚活を始めるまで、恋愛経験はなかったそうですが、女性との接点は全くないのですか?学生時代も含めてお聞かせいただけると幸いです。
中学時代は共学でしたが、特に彼女もできることもなく過ぎました。高校は高専に入ったのですが、男ばかり、二次元の世界に心が向く人ばかりで、ますますリアルな恋愛から遠ざかりましたね。
就職した会社は車の部品メーカーとあってここでもまた男性ばかりで。結婚している人もいますが、恋愛よりも車命みたいな人が多く、職場での出会いはほとんど期待できない状態でした。
私自身も趣味に没頭していたので、正直、男友達と好きな趣味で盛り上がってるのも十分楽しいな、という気持ちもありました。
SNSも自分からは発信しないのでネットでの出会いもありません。女性と話す機会がスーパーのレジで「袋入りますか?」と言われるくらいしかなかったので、このままじゃいけないと思いました。
趣味に没頭されていたとのことですが、具体的にどんな趣味をお持ちなのですか?実際に、趣味のサークルで出会い結婚するカップルも多いので、そういった出会いはなかったのかと思いました。
趣味はアニメやゲーム中心で、大人になってからサバゲー (サバイバルゲーム)もやるようになりました。
そういう趣味を持つようになったのはきっと、家族の影響が大きいと思います。親が漫画好き、姉は小説好きでみんなよく本を読んでいました。コミケ(コミックマーケット)に行くようになったのも姉の影響が大きいですね。
でも、その姉は結婚してオタクはやめたと言っていました(笑)。
ちなみに、コミケのようにアニメの世界での出会いは基本的にないですね。友だちと一緒に行くときもありますが、女性に縁のないグループと付き合っていますから。
実は私もオタクなので理解できるのですが、コミケに行くようなタイプの人たちは、そもそも趣味の場で恋愛の出会いを求めていないんですね。
なぜかというと、好きな作品の本などが目的なので、他の参加者に興味がないです。
作家さんは神様ですし、参加者同士は戦友・同志。異性として意識をしない。
興味があるのは作品や作家さんなので、女性同士でもほとんど恋愛の話にはならない。結婚した友人が指輪をするようになっても結婚したことを周りに気づかれないほど。私も妊娠した時、友だちに妊娠を告白したら「結婚してたの?」と言われましたから(笑)。
なので、趣味つながりでの自然な出会いはほとんどないです。そういうテンションで行ってないので(笑)。なんならイベントの時は待ち合わせして到着してすぐ現地解散です。恋愛どころじゃないですよ、こっちは忙しいんです(笑)!
オタク同士の婚活パーティーとかに自ら参加すれば出会いはあると思いますけどね。
おっしゃる通り、作品の中に最高のキャラクターがいるので、リアルな人間には目がいかないです。本当、友だちが左手の薬指に指輪をしているかなんか見ないです。
だから、姉のつながりでも出会いはありませんでした。姉は社交的な方でしたけどね。
あとオタクは一般的に「引きこもり」みたく思われますが、そんなことはないです。コミケってインドアに見えるけど、欲しい本を手に入れるために始発から並ぶとか、ある意味サバイバルですから。
なるほど!そういう世界なのですね。
趣味のイベントは会場の人たちとの一体感を求めたり、そこで知り合った人と仲良くしたりと、人とのつながりも一つの楽しみで、場合によってはそこから恋愛や結婚に発展することもあるという認識でした。
だから、オタクの世界観はとても斬新です。
結婚相談所での活動を選んだ理由
Aさんの趣味の世界は本当にユニーク。でも、その世界にどっぷり浸かっていることもあり、異性との出会いは皆無。
それでも婚活を始めたAさん。婚活アプリや婚活パーティーには目もくれず、最初から結婚相談所での活動を選んだ理由は何だったのでしょうか。
Aさんが婚活を始めるにあたって、趣味も含めて出会いのない環境だったことは理解できます。でも、初めから結婚相談所で活動することを選ばれたのはなぜですか?
私は結婚相談所を婚活の最終手段だと思っていました。ただ、恋愛経験がなく女性と接する機会もない自分は、どうすれば結婚相手と出会えるのかわからなかったんですね。
経験がない自分には何がいいかなと思った時に、最終手段の結婚相談所で婚活を始めました。
もちろん、婚活アプリや婚活パーティーがあることは知っていましたが、ネット上ではネガティブな情報が多く踏み出せなかったですね。
だから、初手から結婚相談所を使うことにしたのです。
そうだったのですね。でもAさんのような悩み、そして考えを持つ方は意外と多いかもしれませんね。
それで、結婚相談所で活動することを決めたわけですが、結婚相談所は茨城でもたくさんありますよね。クラブ・マリッジ以外の結婚相談所は考えなかったのですか?
茨城の結婚相談所をネットで調べると、つくばと水戸に多いことがわかりました。でも水戸は遠いのでつくばで探すことにしたんです。
最初は簡単にできるネット婚活が気になって、その結婚相談所に仮登録をしたのですが、波のように次々とメールが来るのでやめました。
それで、近所で評判が良さそうな相談所を調べたらクラブ・マリッジが出てきたので、「ここにしよう」と思って説明を聞きに行きました。直感ですけどね。
その直感は正解でしたね。
ご自身で調べになったとき、クラブ・マリッジのどんな所が良さそうだと感じましたか?
服装のサポートとか写真の撮影の時に付き添うとか充実したサポートとかあって、そういう経験がなかったものだから指導してくれるのならと思って、一つ目の相談所で決めました。
Aさんは入会するつもりで説明を聞きに来られた様子でした。真面目で決断力があり素直な方だから成婚しやすいタイプという印象をそのときから感じていましたね。
Aさんの中で、結婚相談所に対するイメージは入会前と入会後で変化がありましたか?
特に想像との乖離はなかったですね。
結婚を考えている男女が出会う場所だし、入会すれば成婚できるという感覚はありました。しかも早ければ確率も上がるだろうと思っていました。
自分は27歳で始めたのですが、30歳で始めるよりも、多くの出会いが期待できると思ったからです。
それは合理的ですね。男性は女性ほど年齢のアドバンテージはないかもしれませんが、早いに越したことはないでしょう。
わからないことはプロに任せる
Aさんは婚活に対して非常に前向きで素直。わからないことはプロに任せるという姿勢も婚活では成功パターンです。そんなAさんの婚活がいよいよスタートしました。
さて、いよいよ婚活が始まりましたが、プロフィール作成はいかがでしたか?
すっごい、笑顔にさせられるなあ、と(笑)。自分から見るとかなり無理した笑顔だけど「これがいい」と言われました。
真顔が不機嫌そうに見えるんですよね。自分でも「写真写り悪ッ!」っていつも思ってます(笑)。なので、加工なしで上手く撮影してくれたプロの腕はすごいな!と思いました。
服は婚活leeapのレンタルサービスを利用しました。その後も成婚退会する直前まで婚活leeapを利用したのですが、服装に無頓着で女性とのデートを意識した服がわからなかったので、デートでどんな服を着れば良いか迷わないので安心しました。特に季節ごとのアドバイスをもらえるのが良かったですね。自分の持っている服の組み合わせでもどうしたらいいかわかるので。
わからないことはプロに聞けばいいと思ってました(笑)。
一同 (笑)
婚活を始めるまでは、日頃どのような服装を着ていらしたのですか?
服は通気性とか保温性など、機能が優れていれば良いという感覚でした。なので、普段はアロハシャツにジーパンとか。ハワイならそれが正装なのですが(笑)。
女性より男性の方が服のバリエーションが少ないので尚更なのですが、服に無頓着な方は男性専用の洋服レンタルサービスはオススメですね。
Aさんはご自身でどうすれば良いか迷われていたので、婚活leeapの利用を紹介させていただきましたが、わからないことは素直にプロに任せる姿勢も成婚への近道になったとカウンセラー目線でも実感しております。
※婚活leeapについて詳しくはこちら(2022年7月:サービス終了しております)
最初は苦戦もカウンセラーは好感触
結婚相談所は恋愛経験のない人同士が集まるわけではないため、Aさんのようなタイプの男性は、最初は苦戦する可能性があります。でも、プロを信頼し素直に行動できる決断力があるため、キッカケ一つで簡単に成婚できるのも事実です。カウンセラーもそれを自負していましたが、まずは結婚相手に出会うまでの苦労話に迫ってみたいと思います。
プロフィールが完成したら、お見合い相手の候補選びとなりますが、結婚相談所のシステムは使いやすかったですか?またお相手の候補はどのような基準で選ばれたのでしょうか?
絞り込みや、システムは使いやすいと思います。有用な選択肢も多くあったので。
お見合い相手の候補選びは、基本的にまずは会わないと話が進まないので、自分と会ってくれそうな人を優先的に調べてましたね。
歳は近い方が会ってくれそうかな、とか、移動の時間もあるので住所が近い方が会ってくれる確率は高いだろうと、茨城県内、または都内の範囲で5歳差くらいで順番に申し込みました。
東京とか登録者が多いところだと自由欄に趣味の合うゲーム好き・アニメ好きなどでお申込みを送っていたのですが、茨城は登録者が全体的に少ないので、自分の好みを優先するとなかなかお見合いが成立しないと思ったからです。
はじめてのお見合いはいかがでしたか?また、結婚相手と出会うまでのお見合いをおしえてください。
はじめてのお見合いは同い年くらいの女性ですごく緊張してすごいグダグダだった記憶はあります(笑)。
トータル9人とお見合いし、最後に出会った女性が結婚相手になったのですが、半分はお見合いの時点でフラれました。基本こちらから断らないので。仮交際も1〜2回で流れたのがほとんどです。
もちろん、自分なりに分析して直そうとはしました。でも、体に染みついた癖とかってなかなか…、簡単に直らないので、「合わないなら合わないでしょうがないかな。たくさんの女性に会って自分と合う、それでもいいと良いと言ってくれる人を探そう」という気持ちの方が大きかったですね。
この人とは苦戦しそうだというお見合いはありましたね。
自分自身のいいところ、ポジティブなことを何一つ言わないんですよ。会話が発展できなくて「困った!」って思いました。
「ご趣味は?」「何もなくて~…」という感じの繰り返しで、これは難しいぞ!って(笑)。
頑張りましたね(笑)。
他に交際で自分が良くなかったな、って思うことはありましたか?
自分の知識がない話題に乗れないんですよね。
自分の選択肢のない話題になると月並みな反応というか、話の広がらない受け答えができないのが辛いなと思いました。
同じ趣味の方でもやらないゲームの話題を出されると「有名ですよね!」くらいしか言えなかったり…というのが結構ありました。
そういうお見合いの後、次のお見合いまでに何か対策はとられましたか?
ネットで「聞き上手な話し方」を調べたりしてました(笑)。「こう言えばいいのかな?」みたいな(笑)。
お見合いで弾んだ受け答えの仕方とか聞かれた質問を抜き出して、その受け答えを考えてエクセルにまとめたり、質問事項一覧、相槌の打ち方をまとめてたりしました。後半のお見合いの成功率は高かったと自負してます。
笹岡さんとも会話の展開や話し方について話し合ったり、デートのお店の選び方とか教えてもらったり、参考になりました。
そこまでしてくださってたのですね!(笑) すごいです!!
これはAさんに限ったことではありませんが、恋愛経験の少ない方で成婚に至るのは、1.素直で、2.行動力があって、3.自分を受け入れてくれる人に出会えるまであきらめないという3つを兼ね揃えている方です。
この3番目にたどり着く期間は人それぞれなので、運に頼るような部分があるのですが、自分を受け入れてくれる女性に出会うと成婚まではトントン拍子に進むことが多いですね。
Aさんの場合は会話のフィーリングが合わないという理由でお断りされることが多かったんですね。
婚活女性の中には過去や周りと比べたがる人がいます。「前の彼は〇〇だった」や「友だちの旦那さんは〇〇」みたく。なので、そういう感覚をAさんと比較してしまうのでしょうね。
でも、恋愛経験がなく真面目な方も一定数いるのが結婚相談所です。だから面談では、そういう女性と出会えるのを待ちながら、お断りされた理由を改善する意味で〇〇な会話を心がけよう的なアドバイスをさせていただきました。
とりわけデートに誘うときのお店選びについて、登録している女性が好きそうなお店が載っている一覧を送ったり、LINEで次のお見合いでの話し方を連絡したり。
そんな状況下で、女性目線でのアドバイスの方が良いかも?という考えもあり、担当カウンセラーを朝倉に変更させていただきました。
いよいよ運命の出会い
担当カウンセラーが朝倉さんに変わった後、ついにAさんは結婚相手と出会います。気になる彼女との馴れ初めはどのようなものだったのでしょうか。
彼女とはオンラインお見合いだったのですが、話も合って、お見合いの時点で仮交際お願いします、みたいな雰囲気になって「これはいけるな!」って思ってました(笑)。
私は彼女の第一印象から、もし断られなければプロポーズまで考えるくらいの感覚でしたね。
お見合いの申請を出すのは「会ってくれそうな人」なので自分の好みとかは省いていて、その中で会った人で「よさそうだな」と思う人と絆を深めていくというイメージなので。自分の好みではなく相手の好みを想像しました。
はい。中学時代、卓球部だったのですが、自分の得意なことではなく「相手の目線に立って」相手の嫌がる戦法を使えと言われていました。だから、その考えが根底にありましたね。
会ってくださった女性の中から自分も合いそうだなと思う方と交流を深めてご縁にしていくという考えですね。とても素晴らしいです。
休日が合わないので仕事帰りに夕飯を一緒に食べに行きました。趣味や仕事の話など、最初は当たり障りのない話だけでした。
それまでのお見合い&交際相手と違う理由は何だったのでしょうか?
相手が接客の仕事をしていることもあり、話が盛り上がったことが大きいかもしれません。もの作るのが好き同士で話も合って。趣味も合います、お互いゲームもしますし。
Aさんはとても真面目で常に前向きでした。男性は比較的連絡不精なことが多いのですが、デートの報告も毎回きちんとしてくれますし、笹岡さんが言う成婚しやすいタイプという人柄に納得でしたね。ネガティブなことを書かないのも印象的でした。
悪いことがあった時は自分の技量が足りなかったと考えますし、できないことはできないですけど、自分が変えられるところなら努力します。ゲームで1000回死んでも折れない心を鍛えられてますので(笑)。
相手を変えようとするより自分を変えて成長しようとする方が現実的でご成婚にも近いですし、結婚後も大事なことですね。
モチベーションを保つのが上手ですし、メンタルも強いですから、婚活は向いていると言えますね。他責思考ではなく自責思考での行動も素晴らしいと思います。
さて、交際が始まって真剣交際までは4ヶ月かかったそうですが、スムーズに進んだのですか?
お見合いから初デートまで、新型コロナウイルスの情勢が悪くお店も開いていないので1ヶ月くらい開いたんですね。
その間も、良いなと思う条件に合う人だったので私は交際を続けたいという気持ち100%で、相手の気持ちを切らさないように毎日LINEをしていました。
(その後交際が進んで行く中で)お相手の女性とは一緒にいて疲れることがない。手を握っても嫌がられなかっただけですごい嬉しかったです。
お二人の交際を見守った担当カウンセラーとして、真剣交際までの期間はいかがでしたか?
お相手の女性も恋愛に慣れていないからタイミングをつかめていない部分はありましたから、時間が必要だったことは事実ですね。
ただ、Aさんの熱意と温度差があったので、最初は少し心配でした。
最初はデートも2週に1回くらいだったので、他の男性と並行されてるのかなと思って、多少の迷いもありました。3回目のデート後には朝倉さんに真剣交際の意思を伝えていましたので、返事が来ないなぁ・・・という感じで。
結果的には相手がただマイペースなだけだったので、「なら大丈夫だ、ゆっくり行こう」と思ってそれからは相手のペースに合わせるようにしました。
先方の担当者との連携はしていたのですが、相手の気持ちがハッキリしない時期もありましたので、もう少し相手のペースを汲み取れるようにすれば良かったとは思いますね。
女性経験が少ない男性はどうしても時間はかかりますが、Aさんは包容力がありますし、相手に合わせた行動で彼女の回答を待っていたので無事に真剣交際に駒を進めることができたのでしょう。
真剣交際のタイミングは意外と難しいですよね。
男性と女性には温度差があるのですが、女性側はあと1週間経ったらOKとか、次のデートでこんな発言があればOKみたいな感覚なんですね。
なので、タイミングを見極めて告白するというより、その感覚を理解して行動することが真剣交際に進むコツと言えます。
順調な交際も衝撃のハプニングが・・・
お互いに恋愛経験がないことから時間は必要でしたが、真剣交際に漕ぎ着けた二人。ただ、このとき担当カウンセラーに衝撃が走る出来事が起こりました。一体どんな出来事だったのでしょうか。
真剣交際後に驚愕のハプニングがあったようですが、ぜひおしえてください。
これは今だから言えることなのですが、、、
お二人が真剣交際に進んだので、Aさんには成婚に向けて話し合うべき内容を伝えたんですね。そしたら、その内容をお相手の女性にそのまま見せてしまったんです!
その事実はお相手の担当者経由で知り、さすがに焦りました。
真剣交際に入って、これからどうしようかという話になりました。それで、朝倉さんから「こんな話をしましょう」と言われた内容を彼女に見せたんですね。
そしたら、彼女は相談所からは何も言われていないようで、「相談所も方針がそれぞれだね」という会話で盛り上がりました。
Aさんたちは、私とのやりとりをすでに言い合える関係になっていたので問題にならなかったのですが、本来カウンセラーとのやりとりは相手に直接伝えるものではありません。「担当者に言われたから●●しよう」と言われたら、女性が引いてしまう可能性も否めませんからね。
成婚したから笑い話で済むのですが、正直上手くいかなかったらどうしようと思いました。
・相手と親密になるために手を繋ごう
・プロポーズのタイミングは〇〇
・結婚に向けて住まいや将来の展望
などです。
これは結婚相談所として真剣交際に入ったら会員様にはお伝えするのが一般的です。
実際手を繋ぐに至ったのは、今週指輪を買いに行った時です。やっと決心がついて(笑)。
暑い時期で手汗がすごくて、ご飯食べた後に拭いて。拭きすぎて「冷たいね」と言われました(照笑)。
プロポーズから成婚まで
衝撃のハプニングも無難にこなしてプロポーズ。そして成婚退会となったAさんの婚活クライマックスに迫ります。
プロポーズやご両親との顔合わせはどんなエピソードでしたか?今後の予定も含めてお聞かせください。
実は真剣交際が決まってから一度、私の両親と顔合わせしたんですね。
でも母親は「え!本当?エイプリルフールはとっくに過ぎたよ」と冗談まじりで言われたのが記憶に新しいです。
このときも焦りましたね(笑)。まだプロポーズをしていないのに「明日、両親に挨拶します」と連絡が来て、これは何の挨拶?と困惑しました(笑)。
朝倉さんの真剣交際後にやることリストに「両親への挨拶」も書いてあったので、「結婚を前提に付き合っている女性がいます」という意味でお互いの両親に挨拶しました。
母親には「彼女の一人くらい連れて来なさい」と言われていたので、「そういうものなのか~」と(笑)。
相手の親も彼女が私のプロフィールを見せたら感触が良かったとのことだったので、あまり緊張することなく事が運びました。その流れで結婚のご挨拶も普通ににこやかに行きやすかったです。
順番を勘違いしてはいたものの、Aさんは朝倉さんのアドバイスを忠実に守っていたことが伺えますね。
その他、印象に残ったデートなどはありますか?
丸1日デートしたのはまだ2回くらいなんです。近くのカラオケに行くだけでも喜んでもらえるので。
でもこれからは、もっといろいろな場所に行ってみたいと思っています。
プロポーズもご飯食べながら「お願いします!」「はい」という感じであまりロマンチックなことはしていなくて。ただ、彼女もいつ言われるんだろうと思ってたみたいで、こっちも「隣席におじさんいるんだよな…」と思いつつ少し小声になりながら(笑)。
彼女の方も大それたプロポーズは望んでいなくて、普通のやり取りの中でちゃんと言葉で伝えてくれればいいとのことでしたので、それをAさんにもお伝えしてました。
相談所ですと、そういったリサーチもできるところも良い点ですね。
お互いに仕事が多忙なこともあり、同居は来年になると思いますが、お互いの両親には改めて成婚の挨拶を済ませました。
二人の距離が縮まれば縮むほど、意見がすれ違うこともあると思います。喧嘩になることなどはないですか?
多少の認識の違いはありましたが、私は自分から謝っちゃうタイプですね。「ごめんなさい、勘違いです」みたく。
Aさんはすぐにそう言えるのが素敵です。自分から曲げられない人が意外に多いですからね。
Aさんは最初からプロポーズするつもりで交際希望を出したとおっしゃっていましたが、彼女に対する今の感情はいかがですか?婚活を振り返っての感想も交えてお聞かせください。
正式に決まるまではいつフラれるかわからなかったので、入り込みすぎるとショックが大きいのでのめり込まないように一歩引いてみるようにもしていました。今はもう彼女に落ちていくだけだなって(笑)。
「好きだよ」と伝えるのですが、自分でも「クサっ」て思いますし、彼女も恥ずかしいみたいでフリーズしちゃうんですね。なのであまり言いすぎないようにしてます(笑)。好意を告げられて悪い気持ちはしないだろうと思って、伝えるんですけど。
婚活は何をどうすれば良いかわからないから、笹岡さんと朝倉さんに言われたことを順番にこなしていきました。
育った環境が違うので認識の齟齬とかも当然あるので、なんか違うなと思ったらその都度話し合いの場を設けて解決していきたいなと思います。話せばわかるので。一人で考えるといいことはないので、話し合いは大事だと思います。
髪の毛を切るとか車を買うとか相談したときは、そのくらいわざわざ相談しなくていいよと言われましたけどね(笑)。なので今日帰りに切っていきます(笑)。
相手としっかり話す姿勢が素晴らしいですね。どんなことでも話し合うことは、本当に大事です。
とても好感が持てますね。
男性はある程度決めてから話をしがちですが、女性は結論に至る過程から話したい派が多い。なので、個人的にはAさんは成婚できる思っていました。
とはいえ、何よりもAさんの行動力の結果ですし、メンタルの強さも成婚に結びついたと思います。
婚活男子に一言
最後になりますが、Aさんと同じようなタイプの男性や現在婚活中の男性に向けてアドバイスをお願いします。
婚活で大事なのはあきらめない心だと思います。
それと、お見合いの申し込みにしても交際中にしても、相手に注文をつけすぎると、選択肢が狭まると思うんですね。
なので、こだわりを持ちすぎずに、たくさん出会ってみるのが成婚への近道ではないでしょうか。
本気で結婚したいと思ったら100%おすすめですね。カウンセラーは具体的に何をしたらいいか教えてくれるので、行動の指針になっています。
アプリとかだと証明書などが不安だし、パーティーの場合は複数人と一気にお会いすることがほとんどですがお見合いは1対1でしっかりお話しできるので私には合っていました。
Aさん、このたびはインタビューにお応えくださりありがとうございました。ご成婚、本当におめでとうございます。
おわりにーー
それでは最後に担当カウンセラーから一言お願いします。
先ほどお話ししたハプニングは本当に衝撃的でしたが、無事に成婚できて良かったです。
Aさんの良かったところは、行動力があり、かつとても素直な方なので、「でも…」「だって」などは一切言わず「はい、頑張ります」と答えてくださるところ。面談をしていてもこちらのアドバイスを受け入れてくれました。カウンセラーとの会話だけでなく、お相手女性のお話しも同じように受け入れて一緒に進んで行くところが何より成婚の秘訣だったと思います。
また、「いい人がいたら結婚したい」ではなく「自分はここで結婚する」と決めてご入会されたことも大きいです。
お相手の女性はAさんとの相性がとても良い感じなので、このまま順調な結婚生活を送っていただけたらと思います。
ご成婚、本当におめでとうございます。いつまでも末長くお幸せに。